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責任ある鉱物調達に関するキヤノングループの基本方針

キヤノングループでは、お取引先とともに、責任ある鉱物調達に向けた取り組みを進めてまいります。

制定:2012年9月27日
改定:2023年9月7日

責任ある鉱物調達に関するキヤノングループの基本方針

キヤノングループを含め多くの企業が製造・販売する製品には、さまざまな鉱物由来の材料が使用されており、これらの材料は世界中の原産地から多様なサプライチェーンを経由して調達されています。これらの中には鉱物の採掘地や製錬所などの加工先において、武装勢力の関与、深刻な人権侵害や環境破壊が指摘されるものがあり、このような紛争地域や高リスク地域を把握して、同地域における人権・環境リスクが高い事業者から供給される材料の使用を回避することが企業の社会的責任のひとつとして求められています。

キヤノングループは、経済協力開発機構(OECD)が定めたデューデリジェンス・ガイドラインに基づき、タンタル、スズ、金、タングステン(紛争鉱物)由来の材料について、さらには、キヤノンが高リスクと判断した他の鉱物(コバルト等)由来の材料について、①アフリカ中央部のコンゴ民主共和国およびその周辺国に所在する武装勢力の資金源になっていないことを確認するとともに、②世界の紛争地域や高リスク地域に所在する人権・環境リスクの高い加工先等からの調達を回避するため、合理的な原産地調査およびデューデリジェンス(適切な調査)を実施します。万一、サプライチェーン上で著しいリスクが発見された場合には、お取引先に対しリスクの低いサプライチェーンへの切り替えを要請し、責任ある鉱物調達を果たしていきます。キヤノングループはこれらの取り組みにつき、顧客やステークホルダーに対し、適切な情報開示を行います。

キヤノングループ各社のお取引先につきましては、責任ある鉱物調達に関する国際的な状況をよくご理解いただき、キヤノングループ会社が実施する調査や監査、発見されたリスクの排除にご協力いただくなど、安心・安全な製品の供給のため、グローバルサプライチェーンの一員としてキヤノングループとともに責任ある鉱物調達に取り組むことをお願い致します。