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For the Earth自然共生型社会実現への貢献

image 自然共生型社会実現への貢献

生態系ピラミッドのシンボル「鳥」から、「生命の循環」を考える。「キヤノンバードブランチプロジェクト」のグローバル展開を開始。

課題とアプローチ

気候変動や過度な開発により、貴重な森林資源や生物多様性およびさまざまな生息域が失われつつあります。そのような中、「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」で採択された「愛知目標」の達成に向けた取り組みが世界中で進められています。「持続可能な開発目標(SDGs)」では、特にゴール15において陸域生態系の保全・保護が示され、森林や生物の生態系を守ることの重要性が改めて認識されました。
キヤノンでは、生物多様性や生態系の保護・保全の重要性を認識し、キヤノン「生物多様性方針」に基づき、世界各地で活動を展開しています。
特に、餌となる植物、虫、小動物、それらを育む土や水など、地域の生態系ピラミッドの上位に位置する「鳥」をシンボルとして、その「生命の循環」を考える「キヤノンバードブランチプロジェクト」を推進しています。

関連するSDGs

15 陸の豊かさも守ろう

陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る

生態系のピラミッド

生態系のピラミッド

  • 出典: 電機・電子4団体生物多様性WG発行 「Let’s Study 生物多様性」

キヤノンバードブランチプロジェクト「下丸子の森」から他拠点へ

2015年に活動を開始したキヤノン(株)下丸子本社では、事業所内の広大な緑地「下丸子の森」に巣箱や水浴用「バードバス」を設置し、野鳥の生育環境を整備するとともに、ネットワークカメラによる定点観測や、あらかじめ設定したルートに沿って鳥類を観測する「ルートセンサス」の実施など、継続的な鳥類調査を行っています。
2016年には新たに、キヤノン(株)取手事業所、裾野事業所、川崎事業所、大分キヤノンの大分事業所およびキヤノンリサーチセンターフランスもバードブランチプロジェクトに加わり、活動の輪がグローバルに広がっています。

「下丸子の森」に設置されたバードバスで水浴びするカルガモの親子

「下丸子の森」に設置されたバードバスで水浴びするカルガモの親子

キヤノンリサーチセンターフランスBIRDSプロジェクト

定期的な生物多様性調査を実施

定期的な生物多様性調査を実施

フランス西部ブルターニュ地方のレンヌの郊外に立地するキヤノンリサーチセンターフランスは、4万5,000m²ある敷地面積のうち82%が緑地であり、2011年からフランスの野鳥保護団体「LPO」の助言のもと、敷地内の定期的な生物多様性調査を行っています。生物多様性の保全や生息する生物種の拡大に向け、緑地整備方針を見直しました。また、多様な生物が生息できるよう、人口池の整備、巣箱や餌台の設置などを行っています。さらに、建物の窓ガラス前面に色付きフィルムを貼り、鳥の窓ガラスへの衝突(バードストライク)を防止するなど、地域に生息する生き物への配慮も行っています。

大分キヤノン 大分事業所 「キヤノンの森」

大分キヤノン周辺は豊かな森に囲まれ、そこにはたくさんの生命があふれています。大分キヤノンの代表的な活動の一つが、この土地でよく見られていた国鳥であるキジの飼育と放鳥です。2012年からこれまでに、120羽以上の孵化に成功しています。毎年、4月中旬から7月下旬にかけて、社員ボランティアを含むスタッフが孵化に取り組み、丁寧に飼育します。そして10月末から11月下旬頃には、近隣の小学生や社員の子どもたちを対象として、取り組みの目的を説明する環境授業と放鳥を体験するイベントを行っています。また、巣箱設置や、木々の間引きなどによる「キヤノンの森」整備の取り組みを通して、生き物が集まる森づくりを行っています。

国鳥であるキジの飼育・放鳥を実施

国鳥であるキジの飼育・放鳥を実施