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製品含有化学物質の管理

キヤノンは、製品含有化学物質に関する環境保証体制をグループ全体で構築し、世界各国の法律や主要なエコラベルを参考に世界で最も厳しい規制に合わせた社内基準を設け、この基準に則した製品開発に取り組んでいます。
具体的には、製品への使用を禁止する「使用禁止物質」、今後の使用を禁止するため特定の期限までに代替に努める「使用制限物質」、含有量などを管理する「含有管理物質」の3項目に分類して、徹底した管理を行っています。

製品含有化学物質のタイムリーな情報把握と先行対応

化学物質による地球環境と人体への影響リスクについて、世界中で研究や調査が進められ、特に欧州がリードして製品含有化学物質の規制が拡大しています。
キヤノンは、新たな規制動向を早い段階で把握し、先行対応に努めることで、キヤノン製品をお使いいただくすべての国・地域で、環境および人体に対して安全な製品をご提供できるよう、徹底した管理を行っています。

化学物質情報伝達スキームの国際標準化への積極的な貢献

化学物質を適切に管理するためには、原材料や部品・製品などに含まれる化学物質の情報を、サプライチェーンの上流から下流に、正確かつ効率的に共有し、各規制への適合を確認することが必要です。
従来は製品含有化学物質の情報伝達手段において、各社各様の調査フォーマットが氾濫し、同じ部品や化学品でも異なる書式に何度も回答するために、サプライチェーン全体で多くの調査負荷・コストが発生していました。また、各社各様の調査フォーマットが流通することで、サプライチェーンの情報伝達を通じたデータ信頼性の低下が懸念されていました。
そのような中、製品に含有する化学物質規制の適合性確認のための企業間の情報伝達を円滑化する目的で、経済産業省が主導して共通化した情報伝達スキームが「chemSHERPA」です。キヤノンは、このスキーム検討のメンバー企業として、主体的に活動してきました。
このchemSHERPAは、国際規格であるIEC62474のデータスキームを採用したもので、キヤノンは2016年に社内システム、運用ルールなどの準備を進め、2017年1月から導入を開始しました。

  • IEC62474:電気・電子業界およびその製品に関するマテリアルデクラレーション。グローバル・サプライチェーンにおける電気・電子業界の製品に含有される化学物質や構成材料に関する情報伝達の効率化をめざしIEC(国際電気標準会議)が2012年3月に発行した国際規格。