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生産工程で使用する化学物質の管理

生産工程で使用する化学物質については、人体・環境への影響や可燃性など、安全面から規制が求められている化学物質を「管理化学物質」としてリスト化し、「Aランク:使用禁止」「Bランク:排出削減」「Cランク:規制対象」の3レベルに分類して、各レベルに応じた対策を講じています。
「Aランク:使用禁止」物質には、化学兵器禁止条約、ストックホルム条約、モントリオール議定書、石綿の使用における安全に関する条約、特定の温室効果ガス(PFC/HFC/SF6)、その他の土壌・地下水汚染物質、人の健康に重大な影響を及ぼす物質を定めています。
また、PFC/HFC/SF6以外の温室効果ガス、IPCCにより地球温暖化係数(GWP)が示されている温室効果ガス、揮発性有機化合物(VOC)、その他キヤノンが対象として指定する物質を、「Bランク:排出削減」物質に定めています。
なお、「Cランク:規制対象」物質は、基準値の遵守、使用量・在庫量の把握などの遵守事項が定められている化学物質です。

管理化学物質の使用量・排出量の削減

キヤノンでは、この管理化学物質の排出削減のために、各拠点でさまざまな取り組みを行っています。
ハイドロフルオロエーテルを部品の洗浄で使用しているキヤノン珠海では、使用済み廃液を回収し、再利用する装置を導入・運用しています。
また、大分キヤノンマテリアルでは、部品のスプレー塗工で発生する揮発性有機化合物(VOC)の排気経路において、燃焼除外装置を設置することで、大気への排出量を削減しました。
このような取り組みの結果、2016年の管理化学物質排出量は2015年比で5.5%減少し、572tとなりました。

管理化学物質排出量・PRTR制度※対象物質排出量の推移

管理化学物質排出量・PRTR制度対象物質排出量の推移

  • PRTR制度:化学物質排出移動量届出制度。PRTRはPollutant Release and Transfer Registerの略。
  • 管理化学物質のうち「Cランク:規制対象」に分類している化学物質の集計は除いています。
  • 2013年は管理化学物質排出量のみオセグループのデータを加えています。2014年以降は管理化学物質排出量とPRTR制度対象物質排出量にオセグループのデータを加えています。