生産・品質

キヤノンは世界最適地生産と自社生産にこだわり「ものづくり」を進化させることで、品質向上とコストダウンを図っています。
生産技術とITを駆使して徹底的にムダを省き、高品質な製品づくりに挑戦。
また、開発、調達、販売、サービス・サポートのすべてにおいて信頼されるブランドであり続けるために、品質至上主義を徹底しています。

生産の自動化・内製化

キヤノンはCMOSセンサーをはじめとしたキーデバイスやキーコンポーネントを内製するとともに、自動組立機・加工機などの生産装置や金型の内製化により、独創的な製品の創出を図ってきました。また、高品質な製品を低コストで生産するために、製品開発・生産技術・生産部門が三位一体となり、24時間365日稼働する信頼性の高い自動化ラインの確立をめざしています。トナーカートリッジに続きカメラ生産でも、人手を全く介さない完全自動化に向けて、ものづくり力の強化を図っています。

世界最適地生産

キヤノンでは、国や地域ごとのコスト、税制、物流手段、部品調達のしやすさ、労働力などを総合的に判断し、最も合理的な拠点で生産を行う「世界最適地生産」を確立しています。日本では自動化による生産の拡大を図りつつ、米州・欧州では消耗品を中心とした消費地生産を加速。新興国では働く人の技能を高めて生産性を向上するなど、各地域の特徴を生かし高品質な製品を作り出しています。

生産技術開発

魅力的で独創的な製品を世の中に送り出すために必要不可欠なのが、高度な生産技術です。キヤノンでは、製品開発と同様に生産技術開発を最も重要な経営課題ととらえています。生産技術力を強化するため、自動組立機・精密加工機などの生産装置や成形金型の開発を積極的に行い、信頼性や品質を高めています。さらに、これらの生産装置や金型を内製化することで、一層の高度化を図っています。

Canon Quality

安全・安心・満足を備えた製品をお届けするために、キヤノンは厳しい品質試験を行っています。その総本山である玉川事業所は、日本最大規模の電波暗室を有し、大型製品の試験も独自に実施。騒音や難燃性、電波などの測定試験を行う設備は、公的認定試験の資格を取得しています。お客さまに信頼いただけるよう、ノークレーム・ノートラブルを基本理念に、「Canon Quality」の実現を徹底しています。

マイスター・名匠

ものづくりを進化させるために、キヤノンでは優秀な技能者を顕彰しています。国内外の生産拠点を対象に組み立てや部品加工などで幅広い技能と知識を生かし、進化に貢献した個人を「マイスター」として認定。また、卓越した技能を保有した人を対象に「名匠」の称号を授与しています。優秀な技能者は、優れたものづくりの技能を発揮する一方、これを次の世代に伝承する役割も担い生産の最前線で活躍しています。

ものづくり人材育成

世界の生産拠点を支える現場の人材育成のために、キヤノンではグローバルにものづくり研修を実施しています。ものづくりの技術・技能の習得から、実践的なトレーニングや独自のマネジメントなどを学ぶことで、高度なスキルで現場をまとめるリーダーを育てています。また、日本では技能レベルを磨きあげ、日本一を競う「技能五輪全国大会」に参加。培ったチャレンジ精神がものづくりに生きています。

完全自動化生産を促進

2016年、デジタルカメラ生産の完全自動化を目標に大分キヤノンに新設した総合技術棟「テクノ棟」。キヤノンが持つ生産技術と製品技術の粋を集結させた新たな研究開発拠点です。テクノ棟で確立した自動化技術は、他のデジタルカメラ生産拠点へ展開するほか、プリンター生産への活用も視野に入れ、効率のよい生産体制の確立をめざしています。