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木下 伊織

「 jamais-vu —未視感— 」

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1992グランプリ

ARTIST STATEMENT

jamais-vu —未視感—

子供の頃から動物が好きで犬、猫、うさぎ、、、家にはいろいろな動物がいて
動物たちと遊ぶ事が好きだった
そして私のうちの近くには、小さな牧場があった

その牧場には牛だけでなく馬や羊、山羊もいた
大きな動物たちと触れ合えるのが楽しくて
しょっちゅう遊びに行くようになっていた
そうして牛は、私にとってごく身近な存在になっていった

生まれて初めて一眼レフのカメラを手にし
久しぶりに牧場に行った
ファインダー越しに見た牛は
笑ったり緊張したり
これでもかこれでもかと、いろんな顔を見せて来る
これは一体なんなんだろう
ドキドキしながらシャッターを押した

あれだけ慣れ親しんだ牛なのに
全く別の新しいいきものを見るような感覚

審査評 選:荒木 経惟

すごい迫力。「撮りたい!」という気持ちが表われている。近づいていって、ガッと撮った感じがする。小細工しないでストレートに見せている。最後はやっぱりストレート直球勝負!それが一番強いね。

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PROFILE

木下 伊織Iori Kinoshita

1971年生まれ
武蔵野美術大学短期大学部グラフィックデザイン専攻科修了
1992年 写真新世紀[第4回公募]優秀賞(荒木経惟選)
「第1回写真新世紀展」年間グランプリ
コレクション(清里フォトアートミュージアム)
和太鼓グループGocooの撮影、モントレ仙台での婚礼スナップを経て2020年に自身のスタジオ「 Hi Studio もとたねしゃ」を始める
現在「大地の再生」の現場での作業光景の撮影をライフワークとしながらプロフィール写真、家族写真、人物ポートレート等を主として、様々な撮影を手がけている

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1992グランプリ

木下 伊織

jamais-vu —未視感—

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