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内原 恭彦

「 Raw life 」

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2003グランプリ

ARTIST STATEMENT

Raw life

僕にとって「見ること」は、他の何にも増して大きな喜びであると同時に、尽きせぬ興味をかきたてる不思議な出来事である。写真は「見ること」の喜びをより一層強めると共に一瞬でしかありえなかった「見ること」を反復する出来事として永遠に繋ぎ止めてくれる稀有な手段であるとも言える。あまりにも自明すぎて取り付く島もないほどの謎が「見ること」にあるとすれば、大きな喜びをもって写真を撮りつづけ、それを見ることを繰り返すことで、謎は解き明かされつつ、さらに多くの謎を招き寄せることにもなる。

審査評 選:森山 大道

確信犯的な目と行為。そういう写真で、圧倒的です。写している世界、撮っているモノは当然いろいろ違うけれど、ある種全部が等質で、その等質感は見事です。見たものをきちんとすぐ撮り、それもいい加減ではなくクッキリ撮る。そういう撮影スタンスは、デジタルやアナログのこだわり、区別を全く問題にさせない。インクジェットでも出力されたプリントはまさに質も量も圧倒的。最終的には、その人の持っている力量。それで決まりだね。

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PROFILE

内原 恭彦Yasuhiko Uchihara

1965年 高知県生まれ。東京造形大学デザイン学科風袋。
絵画、コラージュ、ドローイング、コンピュータグラフィック、デジタルカメラなどのさまざまな技法を使った作品を作り続けている。
2003年 写真新世紀[第26回公募]優秀賞(森山 大道 選)、「写真新世紀2003展」グランプリ。
フリーランスで活動。(2003年当時)

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2003グランプリ

内原 恭彦

Raw life

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