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秦 雅則

「 遊び言葉 」

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2008グランプリ

ARTIST STATEMENT

遊び言葉

美術はもう美を生まないというけれど、同等の観念の中で言うなら写真(写真家がわざわざ撮って見せるもの)も真実を写すことはないのだろう。

他愛もない話だが考えてみれば矛盾しているようで、何もかもが単純。新しい否定と新しい肯定を繰り返すだけの時代と同じに真実も変わり、芸事の価値も変わっていくように。

ただ、僕の場合これしか出来ない能無しなので、時代に対して意図的に制作することもあれば、それに堕落しちゃうこともあったりして。

そしてこの作品は、ただの表現で極端な結論。どちらかと言うと二日酔い的精神だけど、観念の中で僕が真実を写すという意味では、写真が写真であり続けるための極端な表現で。

なにかしらを全体に向けて無理矢理に伝えることで、初めて写真として生まれさせられることになる。それは一方では否定だが一方では肯定になり、絶望の中にある希望に対しての愛情論になる。なーんて思う。

馬鹿野郎、秦雅則。

応募作品形態:モノクロ印画紙 小全紙80枚 貼り絵

審査評 選:野口 里佳

小さくまとめようとしていない感じがして、そこが他の作品とは全く違って見えました。よくわからないけれど、大きさを感じます。写真新世紀の優秀賞とするには少し冒険かなとも思ったのですが、私が選ぶとすれば、ということで優秀賞に選びました。ここで完成というより、まだまだ突き抜けた表現や、表現の広がりを期待させる人で、この先の作品を見てみたいと思わせる力があります。この作品世界から次にどんな風にジャンプするのか興味があります。写真のうまさ以上に画を作るうまさがある方でしょうね。これが数点なら、ちょっと作ってみました、という風にも見えると思うのですが、これだけボリュームのある作品になっていることに、本人の奥底にある創作意欲、作りたいという根源的な欲望のようなものを感じました。

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PROFILE

秦 雅則Masanori Hata

1984年 福岡県生まれ。
現在、写真家として活動中。
企画ギャラリー「明るい部屋」の運営メンバー。
(2008年当時)

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2008グランプリ

秦 雅則

遊び言葉

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