ニュースリリース

2014年4月23日
キヤノン株式会社

キヤノンが「TIPA アワード」を20年連続※1で受賞
デュアルピクセルCMOS AFを搭載した「EOS 70D」など

キヤノンは、世界的に権威のある写真・映像関連の賞「TIPAアワード 2014」において、デジタル一眼レフカメラやコンパクトデジタルカメラなど合計3製品・1技術を受賞しました。これにより、今回を含めキヤノンは20年連続で「TIPAアワード」を受賞しています。

EOS 70D

EOS 70D

PowerShot G1 X Mark II

PowerShot G1 X Mark II

EF 200-400mm f/4L IS USM Extender 1.4×<br />(国内名称:EF200-400mm F4L IS USM エクステンダー 1.4×)

EF 200-400mm f/4L IS USM Extender 1.4×
(国内名称:EF200-400mm F4L IS USM エクステンダー 1.4×)

デュアルピクセルCMOS AFを実現するCMOSセンサー<sup>※2</sup>

デュアルピクセルCMOS AFを実現するCMOSセンサー※2

製品から技術まで幅広い3製品・1技術が受賞

今回キヤノンが受賞したのは、デジタル一眼レフカメラ、コンパクトデジタルカメラ、EFレンズ、AFテクノロジーの合計3製品・1技術です。これは、高画質や機能性の追求など、キヤノン製品における優れた革新性が認められたと言えます。

【参考】「TIPAアワード」とは

「TIPA(Technical Image Press Association)」は、欧州を中心とした5大陸16カ国のカメラ・ビデオなどの分野における主要な専門誌、29誌が加盟している業界団体です。
「TIPAアワード」は、同団体が毎年、過去1年間に発表された写真・映像関連製品の中から、革新性・技術力・デザイン・使いやすさなどの観点で選定した、その年を代表する優れた製品・技術に対して贈られる賞です。1991年にスタートして以来、今年で24年目を迎えました。
キヤノンは、1992年に初めて受賞した一眼レフカメラ「EOS 100」から数え、これまでに22回(年)・69種類の製品・技術※1が受賞しています。

  • ※1「TIPAアワード 1998-1999」において「Best Pro Digital Camera」を受賞した、米国イーストマン・コダック社との協業製品「EOS D2000」を含みます。
  • ※2画像は「EOS 70D」に搭載しているCMOSセンサーです。

【受賞部門および対象製品と受賞理由】

BEST DSLR ADVANCED/最優秀デジタル一眼レフカメラ(ハイアマ機)

[受賞製品]
デジタル一眼レフカメラ"EOS 70D"(国内名称同じ)

[受賞理由]
  • APS-Cサイズ・約2,020万画素のCMOSセンサーと、映像エンジンDIGIC 5+(プラス)により、最高約7コマ/秒の高速連写と、ISO感度が最高ISO12800※1(拡張ISO25600)まで拡大していること。
  • 19点の全測距点がクロスセンサーとなるAFセンサーを採用していること。
  • 革新的なデュアルピクセルCMOS AFの採用により、動画撮影時にはカムコーダーのように滑らかで追従性の高いAFを実現し、ライブビューでの静止画撮影時には高速なAFを実現していること。
  • 液晶モニターはバリアングル機構とタッチパネル方式を採用した、約104万ドットの3.0型クリアビュー液晶IIを搭載していること。
  • Wi-Fi対応の無線LAN機能を内蔵し、CANON iMAGE GATEWAYを経由して撮影した画像を共有することや、スマートフォン専用アプリケーションEOS Remote※2を通じて、スマートフォンへの転送が可能であること。
  • ※1動画撮影時の常用ISO感度は、最高ISO6400です。
  • ※2iOSとAndroidに対応していますが、すべての機種での動作を保証するものではありません。

BEST EXPERT COMPACT CAMERA/最優秀コンパクトカメラ(上級機)

[受賞製品]
コンパクトデジタルカメラ"PowerShot G1 X Mark II"(国内名称同じ)

[受賞理由]
  • 有効画素数約1,280万画素(アスペクト比が3:2時)の1.5型大型CMOSセンサーを搭載し、24-120mm相当※1の光学5倍ズームでF2.0-3.9とズーム全域で明るいレンズを実現していること。また、数多くの機能や操作機構を備えていること。
  • 撮影モードはJPEGに加え、「14bit RAW記録」が選択でき、速くて正確な31点のAF枠を搭載していること。
  • クリックリングとスムーズリングで構成されるデュアルコントロールリングをレンズ鏡筒部に備え、露出補正などの操作性が強化されたことに加え、液晶モニターは可動式の約104万ドット、視野率約100%の3.0型チルト式タッチパネルを採用していること。
  • フルHD動画の撮影が可能であり、Wi-FiやNFC※2機能を搭載していること。
  • 最短撮影距離5cmを実現し、AFモードの切り換えをせずにスムーズリングの操作でマニュアル調整が可能な、フルタイムマニュアルフォーカスを搭載していること。
  • ※135mmフィルム換算。
  • ※2NFC 搭載Android(4.0 以降)のスマートフォンやタブレットに対応。

BEST PROFESSIONAL DSLR LENS/最優秀プロフェッショナルレンズ

[受賞製品]
EFレンズ"EF 200-400mm f/4L IS USM Extender 1.4×"(国内名称:EF 200-400mm F4L IS USM エクステンダー 1.4×

  • 2014年5月2日訂正
    (誤)国内名称:EF 200-400mm F4L IS USM Extender 1.4×
    (正)国内名称:EF 200-400mm F4L IS USM エクステンダー 1.4×
[受賞理由]
  • 光学的に最適な1.4倍エクステンダーを内蔵していること。砂埃や湿度の高い場所で、デジタル一眼レフカメラの繊細な部分(センサー等)の保護のためレンズ交換が急に出来ない状況でも、エクステンダーのワンタッチのレバー操作※1で瞬時にズーム域を1.4倍の280-560mmへ切り換えることができること。これはプロスポーツやネイチャーフォトグラファーに適した、高性能な超望遠ズームレンズであること。
  • 蛍石レンズ1枚とUD※2レンズ4枚を採用した光学設計や、9枚羽根の円形絞りを採用していること。
  • 静かでスムーズにピント送りをするパワーフォーカスモードが、映画製作において非常に重宝されていること。
  • 埃や水に対して高い耐久性能を有していること。
  • ※1内蔵エクステンダー切り換え操作時には、使用するカメラによって異なる制限があります。詳しくはEFレンズホームページ(canon.jp/ef)をご参照ください。
  • ※2Ultra Low Dispersion=特殊低分散ガラス。

BEST IMAGING INNOVATION/最優秀イメージングイノベーション

[受賞製品]
デュアルピクセルCMOS AFを実現するCMOSセンサー

[受賞理由]
  • デュアルピクセルCMOS AFは、撮像面で位相差AFを行う技術で、この技術を可能にするCMOSセンサーは、全ての有効画素が撮像と位相差AFの機能を兼ね備えている※1。これにより、従来のEOSシリーズに比べ、ライブビュー撮影時や動画撮影時において大幅にAF性能が向上し、ライブビュー撮影時でもファインダー撮影に近い感覚で撮影することが可能で、高速かつスムーズなAF性能を実現していること。
  • デュアルピクセルCMOS AFは、デジタル一眼レフカメラでは「EOS 70D」に搭載され、103本※2のEFレンズでその性能を発揮することが可能であり、将来における撮影領域の拡大が期待されていること。
  • ※1測距エリアは「EOS 70D」の場合、撮像画面に対して縦横それぞれ約80%の範囲です。
  • ※22013年7月2日「EOS 70D」発表時点。旧モデルおよび海外モデル含む。