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フリーア美術館について

特別4室にて展示されている尾形光琳筆「群鶴図屏風」(高精細複製品)のオリジナルはアメリカのフリーア美術館に所蔵されています。

実業家フリーアのコレクションからなる美術館

フリーア美術館は、アメリカ・ワシントンDCにある世界最大の博物館群として知られるスミソニアン博物館群のなかで最初に開設されたファイン・アートの美術館です。

たたき上げの実業家であり、独学の目利きであったチャールズ・ラング・フリーア(1854-1919)が、1880年代から1919年の死去までに収集した7,500点もの美術品(うち、日本美術は約2,000点)を、スミソニアン協会に寄贈し、1923年に設立されました。フリーアの遺産は、フリーア美術館の所蔵品として引き継がれ、現在、アメリカ国内で最も大きなプライベートコレクションとなっています。フリーアの遺言により、当館の所蔵品はすべて門外不出となっており、フリーア美術館でしか観ることができません。

  • チャールズ・ラング・フリーア氏

独自の審美限で収集されたアジア美術の宝庫

フリーアは、ジャポニズムに強く影響を受けたジェームズ・マクニール・ホイッスラー(1834-1903)との交友を通じて、アジア美術に深い関心を抱くようになり、多くの国を旅する中で、中世の日本と19世紀アメリカのような、異なった文化間の美的な関係や類似点を発見することに喜びを感じていました。

コレクションは、フリーアの審美眼に基づいた、絵画をはじめ、陶磁器、ブロンズ、彫刻、テキスタイルといった膨大なもので、日本、韓国、中国、インド、バキスタン、トルコ、イラン、イラク、シリア、中央アジアの夫術、また、点数は少ないながらも非常に重要な初期キリスト教美術とエジプト美術など、幅広い地域・時代に及んでいます。

寄贈にあたり、フリーアが指示した指針に基づき、同館ではコレクションの充実を図っており、現在の所蔵品数は総数約25,000点に及んでいますが、フリーアの独特の視点による所蔵品は、今なおフリーア美術館の根幹を形成しています。


フリーア美術館

所在地:米国ワシントン DC Independence Ave at 12th St SW, Washington, DC 20560
アクセス:スミソニアン駅下車 徒歩1分
ホームページ:http://asia.si.edu/

※フリーア美術館は現在リノベーションのため閉館しており2017年10月14日に再オープンします

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