びょうぶをまなぶ

びょうぶってなに?

みなさんの家に、屏風はありますか?
屏風とは、紙や布を貼ったパネルをつないだもので、今でいうパーテーションのようなものです。移動式の壁として、広い空間をさらに仕切ったり、風をよけたり、他の人から見えないように目隠ししたり、さまざまな使いみちがありました。

時には、アウトドアで使うこともありました。

素敵な絵がえがかれた屏風は、その場の雰囲気をがらりと変え、普段のくらしをより豊かなものに変身させます。 屏風は、部屋を仕切ると同時に、空間を演出する道具でもあったのです。

  • 重要文化財 風俗図巻 宮川長春筆 江戸時代・18世紀 東京国立博物館蔵
  • 四季風俗図巻 伝菱川師宣筆 江戸時代・17世紀 東京国立博物館蔵

屏風は、木の骨組みの上に紙や絹を貼ったパネルが何枚かつながってできています。パネルのつなぎ目で、折り畳むことができます。

一枚のパネルを、「扇(せん)」とよびます。つながった扇を数える単位は「曲(きょく)」。ひとつながりの屏風は「一隻」とよび、それがペアになると「一双」になります。隣り合った扇をつなぐのに、紙の蝶番(ちょうつがい)をたがいちがいに貼ることによって、どちら側にも折れる屏風になります。

そうすると、図のように自由に折り曲げて立てることができたのですね。屏風は、使いみちによって、形を自由に変えられる、とても便利な家具だったわけです。

  • 北楼及び演劇図巻 菱川師宣筆 江戸時代・17世紀 東京国立博物館蔵
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