CEOメッセージ

Fujio Mitarai

さらに高い次元のグローバルエクセレントカンパニーへ、
戦略的大転換の完遂をめざします。

創立80年の節目となった2017年は、中長期経営計画「グローバル優良企業グループ構想フェーズV(2016年~2020年)を推進するなかで、事業ポートフォリオの戦略的大転換の基礎固めをすることができたエポックメイキングな年となりました。今日の経営基盤を形成する現行事業がしっかりと収益を支え、成長を牽引する新規事業の強化・拡大により、売上はリーマンショック以来、9年ぶりに4兆円を突破し、4年ぶりの増収増益を達成することができました。

キヤノンが完遂をめざす戦略的大転換では、商業印刷、ネットワークカメラ、ヘルスケア、産業機器という4つの新規事業を推進しています。商業印刷は、キヤノングループの一員であるオセとの協業により、市場拡大が続くデジタル印刷において、多様化するニーズをとらえたビジネスを展開しています。また、防犯・監視を中心に大きく成長しているネットワークカメラにおいては、グループ会社のアクシスとマイルストーンシステムズとのシナジーをもとに、映像解析技術などの優れた特徴を組みあわせたネットワークビジュアルソリューションを提案しています。そして、ヘルスケア分野では、2016年12月にグループ入りし、2018年1月に社名を改めたキヤノンメディカルシステムズを中心に、「画像診断」「ヘルスケアIT」「体外診断」に注力して事業拡大を図っています。さらに、産業機器では、市場をリードするキヤノントッキの有機ELディスプレイ製造装置をはじめ、次世代のものづくりに欠かせない製造装置などにグループの力を結集して取り組んでいます。

今日、IoTやビッグデータ、あるいはAIの進展など、IT技術の進化によって既存製品やものづくりのあり方も大変革の時代を迎えています。キヤノンはカメラやインクジェットプリンター、オフィス向け複合機などの現行事業でも時代の流れにあわせた技術革新を進める一方、生産の自動化やソフトウエアの内製化の推進などにより、より一層の生産性の向上をめざします。

キヤノンは創業以来のDNA、「進取の気性」「三自の精神」を脈々と受け継いできました。共生の理念のもと、世界中で親しまれ尊敬される、より高い次元のグローバルエクセレントカンパニーをめざして、グループ一丸となって挑戦を続けてまいります。

キヤノン株式会社
代表取締役会長 CEO

Fujio Mitarai