
放送機器サポート
スポーツ中継・映像制作の現場で、放送用レンズなどの機材サポートを提供し、高品質な映像表現を支えています。
―キヤノンのリモートカメラシステムによる競技撮影の舞台裏―
キヤノンは、アジア競技大会の陸上・バスケットボール・体操・柔道の4競技においてリモート撮影を実施し、選手たちの躍動をさまざまな視点から記録しています。観客席の最上部やアリーナの天井など、フォトグラファーが立ち入れない場所にもカメラを設置し、通常では捉えることのできないアングルから決定的な瞬間を捉えることで、競技の迫力や緊張感、歓喜の表情までを多面的に伝えることを目指しています。



キヤノンのリモート撮影においては、製品開発者自らが競技現場に足を運び、設置から撮影まで携わることを大切にしています。現場で起きる一瞬の出来事に向き合いながら、フォトグラファーが何を求め、どのような環境が必要なのかを自ら体感し、学び続けています。その経験を製品やサービスの開発へ反映することで、スポーツ撮影の可能性を広げ、新たな撮影表現の創出に挑戦しています。



キヤノンは、今大会での取り組みで培った経験を生かし、今後もリモート撮影技術のさらなる進化に挑戦します。新たな視点から競技の迫力や魅力を捉え、スポーツの躍動と感動をこれまでにない形で世界中のスポーツファンに届けてまいります。

Ivo Gonzalez
(スポーツフォトグラファー)
プロフィール:FIFAワールドカップやオリンピックをそれぞれ6大会取材するなど、多くの国際的なスポーツ大会を取材してきたスポーツフォトグラファー。2016年のリオデジャネイロオリンピック以降は大会運営にも携わり、夏冬のオリンピックにおけるフォトオペレーションの中心メンバーとして活動。現在は2028年のロサンゼルスオリンピックにおけるフォトオペレーションチームのチーフを務める。
30年以上にわたり、スポーツの決定的瞬間を追い続けてきました。選手の歓喜や悔しさ、競技の躍動、そして歴史に刻まれる一瞬を写真に収めることが、私の原動力です。
スポーツ写真は、カメラの性能や撮影技術だけで成り立つものではありません。徹底した準備、経験に裏打ちされた直感、仲間との連携、そしてフォトグラファーが最高の一枚を生み出せる環境。そのすべてが揃ったとき、世界中の人々の心を動かす一枚が生まれると信じています。
1993年、私はキヤノンのカメラとレンズを使い始めました。当時のEOSシステムは、信頼性の高いオートフォーカス性能によってスポーツ写真の可能性を大きく広げ、私にとっても革新的な存在でした。
以来、私はスポーツフォトグラファーとして進化し続けるキヤノンの技術とともに歩み、新たな機能や機材を積極的に取り入れながら撮影に臨んできました。常に最新の技術を追求することは、最高の瞬間を捉えるために欠かせない要素だと考えています。
また、長年にわたりキヤノンプロフェッショナルサービス(CPS)のサポートを受けながら、機材のメンテナンスや最新機材の検証を重ねてきました。その存在は、世界中のスポーツイベントを取材するうえで大きな支えとなっています。
近年のオリンピック・パラリンピックでは、一部競技会場における天井設置型のリモートカメラシステムの企画・運用にも携わっています。多くの関係者との連携が求められる高度なプロジェクトですが、その現場で写真エージェンシーを支えるキヤノンの専門的なサポートを数多く目の当たりにしてきました。最高の一瞬を世界へ届けるために、フォトグラファーと技術、そしてサポート体制が一体となることの重要性を、私はあらためて実感しています。


