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For the Earth活動ハイライト 03

新設したキヤノンエコテクノパーク

持続可能な社会を将来世代へ
キヤノンが追求する高度な資源循環

持続可能な消費と生産を続けていくために、限りある資源を有効に活用していく必要があります。そのような課題に対応するため、世界では「Resource Efficiency(資源効率)」「Circular Economy(循環経済)」を意識した取り組みが進められています。リユースやリサイクルにより資源を繰り返し使用し、新しい資源の使用をできる限り抑制することで、将来の世代にも持続可能な生活を残していこうという考え方です。

キヤノンは、資源生産性の最大化の考えのもと、資源循環の取り組みを続けてきました。その中で、キヤノンが追求しているのは資源の高付加価値化ができる「製品to製品」の資源循環です。キヤノンは、資源循環の取り組みを行うために、世界4地域(5拠点)にリサイクル拠点を構え、資源循環技術を磨いてきました。

そして2017年、キヤノンがめざす「製品to製品」の資源循環のさらなる高度化・高効率化に向けて、最新鋭の自動リサイクルラインを導入した「キヤノンエコテクノパーク」が完成しました。これまでのリサイクル工場のイメージを覆す「クリーン&サイレント」をコンセプトにした「キヤノンエコテクノパーク」。これからもキヤノンの資源循環は進化し続けます。

関連するSDGs

12 つくる責任 つかう責任

持続可能な生産消費形態を確保する

Our Achievements資源生産性の最大化を追求した最新鋭のリサイクル工場 キヤノンエコテクノパークが実現する資源循環の未来

キヤノンが追求する「製品to製品リサイクル」を支えるのは、使用済み複合機を新品同様の品質に生まれ変わらせる「リマニュファクチュアリング」と、回収したトナーカートリッジからプラスチック材料をリサイクルして再びトナーカートリッジに使用する「クローズドループリサイクル」です。

2017年に完成した「キヤノンエコテクノパーク」には、それらのプロセスをより高度化するための技術がたくさん詰まっています。

例えば、トナーカートリッジの自動リサイクルシステム「CARS-T:Canon Automated Recycling System for Toner Cartridge」は、使用済みトナーカートリッジを破砕して、素材の物理特性を利用して素材ごとに自動分別し、主に筐体などに使われる主要素材であるHIPS(耐衝撃性ポリスチレン)を取り出します(純度99%以上)。このCARS-Tは、密閉型装置のためトナーの飛散もなく、さらに音も静かなクリーン&サイレントな作業環境を実現しています。

また、インクカートリッジの自動リサイクルシステム「CARS-I:Canon Automated Recycling System for Ink Cartridge」は、ベルトコンベアで流れてくる使用済みインクカートリッジをカメラにより自動で識別し、選別。解体、粉砕、洗浄までの工程を一貫した自動化ラインで行っています。

トナーカートリッジの自動リサイクルシステム(CARS-T)

インクカートリッジの自動リサイクルシステム(CARS-I)カメラによる使用済みインクカートリッジの識別技術

このような最先端の設備を導入している「キヤノンエコテクノパーク」は、自然との調和にも力を入れています。敷地内の緑化整備を行うとともに、「キヤノンバードブランチプロジェクト」と連携して、野鳥のためのバードバスを設置。野鳥の生態をモニタリングするためのネットワークカメラも設置されています。

「キヤノンエコテクノパーク」は最新鋭のリサイクル工場であるとともに、キヤノングループの環境活動の発信拠点としての役割も担っています。トナーカートリッジやインクカートリッジの自動リサイクルシステムの見学コースのほか、「キヤノンバードブランチプロジェクト」を含めたキヤノンの環境へのさまざまな活動をパネル、映像、体験コーナーで紹介するショールームを設けています。今後、小中学生などに向けた環境学習の場としても利用いただく予定です。

リサイクルの仕組みを展示するショールーム