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事業戦略産業機器その他ビジネスユニット

当期の業績

半導体露光装置は、データセンター向けを中心としたメモリーの旺盛な需要のもと、生産性とお客さまへのサポートが高く評価され、販売台数を大きく伸ばしました。FPD露光装置については、高精細技術を生かし、中小型パネル用を中心に、高い売上水準が継続しました。

一方、有機ELパネル関連への設備投資が一服した影響を受け、有機ELディスプレイ製造装置の売上は前年を下回りました。

ネットワークカメラについては、市場が拡大する中でアクシスコミュニケーションズが順調に売上を伸ばし、2桁成長を実現しました。

これらの結果、当ユニットの売上高は、前期比1.6%増の8,052億円となり、営業利益は前期比60.9%増の655億円となりました。

売上高

営業利益/営業利益率

  • 2018年より適用している年金会計基準変更影響に伴い、「営業利益」と「営業外収益及び費用」で組み替え処理を行っており、法定開示資料とあわせて2016年まで遡及して反映しています。
  • 2018年より、従来、オフィスビジネスユニットに含めて開示していた一部のビジネスを産業機器その他ビジネスユニットに含めて開示しており、法定開示資料とあわせて2016年まで遡及して反映しています。

今後の戦略

2019年の半導体市場は、メモリーメーカーの投資が減速している影響を受け、全体としては減少する見通しですが、イメージセンサーや車載向けデバイスなどは引き続き拡大する見通しです。これらの半導体はお客さまのカスタマイズへの要望が多岐にわたるため、さまざまな基板サイズへの対応といった個々のお客さまへのサポートを強化することで、さらなるシェア拡大をめざします。

FPD露光装置は、スマートフォンの販売不振により、中小型パネルへの設備投資の調整局面が継続する見通しですが、大型向けについてはテレビなどの高精細パネルの需要増加が見込まれています。キヤノンは独自の一括露光システムにより、つなぎ目の出ないパネルを生産できる強みを生かし、高精細需要を捉えます。

有機ELディスプレイ製造装置は、将来の市場拡大に向け、2019年は高精細技術の開発をさらに進めます。

ネットワークカメラは、多様化するニーズに対して、カメラ本体、ビデオ管理ソフト、映像解析ソフトの3つの領域で豊富なラインアップを有している優位性に加えて、低コストで映像を一括管理できるクラウドサービスを本格的に投入することで、高い成長を持続させていきます。