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事業戦略メディカルシステムビジネスユニット

当期の業績

主力の画像診断装置において、これまでラインアップの刷新を図ってきており、2018年は、次世代X線診断装置「Alphenixシリーズ」や最先端の技術を搭載した高画質MRI装置「Vantage Orian」などの新製品が販売を伸ばしたことで増収となりました。

また超音波診断装置は、プレミアムモデルの高精細技術を受け継ぎながら、小型かつ軽量化を図った新製品をラインアップに加えたことにより、それらを中心に好調に推移しました。日本の国内診療報酬改定に伴い医療機関が投資を先送りした影響を受けましたが、売上全体としては、海外での拡販により増収となりました。

これらの結果、当ユニットの売上高は前期比0.3%増の4,376億円となり、営業利益は前期比31.4%増の288億円となりました。

売上高

営業利益/営業利益率

  • 2018年より適用している年金会計基準変更影響に伴い、「営業利益」と「営業外収益及び費用」で組み替え処理を行っており、法定開示資料とあわせて2017年についても遡及して反映しています。

今後の戦略

画像診断装置市場は、欧米を中心に高度医療へのニーズが高まっていることや、新興国において医療インフラ整備が進められていることなどから、今後も3%前後の成長が続く見込みです。

好調に推移している新製品は、2018年末までに海外の全地域で認可が下り、年間を通して売上への貢献が期待できます。また、2019年は新興国向けに、高画質でありながら価格を抑えたCTの普及モデルを投入し、新たな需要の獲得を図ります。

販売面では、海外を中心に人員の増強や代理店の現地法人化を進めるなど、販売体制の強化を図ります。

また、グループシナジーの強化による収益性の向上も図ります。例えば、生産設備の稼働中に異音を検出することで、装置の異常を事前に捉えるなど、キヤノンの生産技術を生かしたコスト改善を実現しています。また、設計段階からキヤノンの三次元シミュレーション技術を活用することで試作レスを実現し、開発効率の向上にも取り組みます。