
持続可能な未来の実現に向け、世界各国でさまざまな努力が続けられていますが、依然として社会には多くの課題が残されています。
サイバー犯罪や人口が密集する都市部を狙ったテロ行為、また高齢化社会、新種の病気の感染拡大など今までにない多種多様な社会課題が、技術革新やグローバル化の進展に伴って生まれ、人々の暮らしの安心・安全を脅かしています。また、急速に進展する社会の変化への対応の遅れは、企業にとってのリスクと考えられます。一方、このようなリスクに対応し、人々の生活に新たな価値を提供することを通じて、社会課題の解決を図っていくことは、企業がさらなる成長を図る上での機会となります。
キヤノンでは、創業当時より取り組むカメラ事業を通じて培ってきたイメージング技術を生かし、社会の安心・安全に貢献するネットワークカメラなどさまざまな製品やサービスを提供しています。また、高齢になっても生活の質を高め、豊かな生活を享受できる社会をめざし、疾病の早期発見や診断に資する最先端の医療技術の開発に尽力しています。このように、事業を展開する地域社会に寄り添い、社会環境の変化に対応するイノベーションを通じて課題の解決に貢献していくことは、社会的責任を果たすとともに、キヤノンと社会の持続可能性を高めることにつながります。
ステークホルダーへのアンケート結果を見ると、マテリアリティ「新たな価値創造、社会課題の解決」に関連した項目では、「人々の健康や病気の予防に貢献する医療技術の開発」がステークホルダーからの期待が最も高く、「写真や映像分野における人々の豊かさや楽しさにつながる製品/技術の開発」「社会の安心・安全に資するセキュリティ技術の進化」「産業の生産性を高める技術の開発」が続きました。キヤノンでは、ステークホルダーから注目されているこれらの項目を踏まえ、「多様化するニーズに応える商業印刷」「安心・安全な社会づくり」「メディカル事業の拡大」「産業イノベーションの推進」を重要課題として取り組んでいます。
| 項目 | |
|---|---|
| 1 | 人々の健康や病気の予防に貢献する医療技術の開発 |
| 2 | 写真や映像分野における人々の豊かさや楽しさにつながる製品/技術の開発 |
| 3 | 社会の安心・安全に資するセキュリティ技術の進化 |
| 4 | 産業の生産性を高める技術の開発 |
| 5 | ハイレベルな学術研究への技術的貢献 |
キヤノンは、事務機やデジタルカメラなど従来からの主力事業に、商業印刷、ネットワークカメラ、メディカル、産業機器の4つの新規事業を加えた、新たな事業基盤を構築。M&Aによって新たに加わったグループ会社と連携して、各社のもつ技術力、販売ネットワーク、幅広い人材など、さまざまなリソースを活用しながら、新たな価値を創造していきます。また、国内外の大学などの先端研究機関、他企業などとの共同開発やオープンイノベーションを推進し、さまざまなニーズに応える製品・サービスを展開していきます。
キヤノンでは、技術や製品、ソリューションサービスなどさまざまな事業活動を通じて、お客さまやビジネスパートナーの皆さまとともに、国連が定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献しています。




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