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新たな価値創造、社会課題の解決

駅を見守るネットワークカメラ(スウェーデン)

マネジメントアプローチ

イノベーションを通じ、よりよい未来、持続可能な社会に貢献します。

なぜ重要か

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持続可能な未来の実現に向け、世界各国でさまざまな努力が続けられていますが、依然として社会には多くの課題が残されています。中でも、先進国における高齢化問題や新興国における生活水準の向上問題、社会のIT化に伴うセキュリティ問題など、人類が力を結集しなければ解決できない課題も少なくありません。

「共生」を企業理念とするキヤノンは、お客さま、ビジネスパートナー、地域社会、地球環境とよい関係をつくりながら、高度な技術力を基盤にした多様な製品・サービスにより、新たな価値創造をめざしています。2016年から開始した中長期経営計画「グローバル優良企業グループ構想フェーズV」の主要戦略として「新規事業の強化拡大と将来事業の創出」を掲げ、活動を推進しています。そのような中、キヤノンでは「新たな価値創造、社会課題の解決」をマテリアリティに設定。医療、セキュリティ、産業ロボットなど社会的要請の高い事業の強化・拡大により国際社会の課題解決に貢献するため、高度医療を支える医療診断機器、安全で効率的な社会インフラを支えるネットワークカメラ、先進技術で暮らしとITを支える産業機器などの事業に注力しています。

キヤノンのアプローチ

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キヤノンは、マテリアリティ「新たな価値創造、社会課題の解決」の達成に向けて、「安心・安全な社会づくり」「メディカル事業の拡大」「産業イノベーションの推進」を重要課題として、戦略的大転換を推進し、持続的成長をめざしています。

事務機やデジタルカメラなど従来からの主力事業に、商業印刷、ネットワークカメラ、メディカル、産業機器の4つの新規事業を加え、新たな事業基盤を構築。これまで培ってきた技術力を生かし、M&Aによって新たに加わったキヤノントッキ、キヤノンアネルバ、キヤノンマシナリー、オセ、アクシス、マイルストーンシステムズ(以下、マイルストーン)、キヤノンメディカルシステムズ(以下、キヤノンメディカル)などグループ会社と連携して、新たな価値を創造していきます。また、国内外の大学などの先端研究機関、他企業などとの共同開発やオープンイノベーションを推進し、さまざまなニーズに応える製品・サービスを展開していきます。

リスク・機会の継続的な把握

世界各地における急速な都市化の進行に伴い、武力テロ、サイバー攻撃など、都市犯罪が多様化し、人々の暮らしやビジネスの安心・安全を妨げる新たな脅威となっています。また、先進国を中心とした少子高齢化、インフラ設備の老朽化などは、地球規模の社会課題として広く認識されています。これらの課題は、情報セキュリティの強化、人材の確保、災害発生時のインフラ防災などの観点から、キヤノンの事業にとっても、大きなリスクになり得ます。

一方、そのような社会課題の解決、持続可能な社会構築への貢献はビジネスチャンスであるとの認識が企業に広がりつつあります。グローバルに事業を展開するキヤノンにとっても、各地域の社会課題に寄り添い、事業を通じて解決に貢献していくことは、社会的責任を果たすとともに、キヤノンと社会の持続可能性を高めることにつながります。

SDGsとの関わり

キヤノンでは、技術や製品、ソリューションサービスなどさまざまな事業活動を通じて、お客さまやビジネスパートナーの皆さまとともに、国連が定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」の下記ゴールの達成に貢献しています。

17 パートナーシップで目標を達成しよう

安心・安全な社会づくり

11 住み続けられるまちづくりを

グループ会社のアクシス、マイルストーンとも連携しながら、ネットワークカメラを中心に映像解析技術を含めたネットワークビジュアルソリューションで、「安心・安全」への多様なニーズに応えていきます。

メディカル事業の拡大

3 すべての人に健康と福祉を

グループ会社のキヤノンメディカルと連携しながら医療機関や患者さんに寄り添った事業活動を展開し、「画像診断」「ヘルスケアIT」「体外診断」の分野に注力していきます。

産業イノベーションの推進

9 産業と技術革新の基盤をつくろう

独自の光学技術や画像処理技術を産業用の機器に応用し、社会環境の変化に対応し続けるイノベーションを推進していきます。

重要課題と2018年の総括

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安心・安全な社会づくり

ネットワークビジュアルソリューションに注力し、映像解析ソフトウエアのリーディングカンパニーであるイスラエルのブリーフカムをグループに迎え入れました。

メディカル事業の拡大

キヤノンメディカルがアクトメッドを子会社化し、がんゲノム検査事業に参入しました。また、ディープラーニング技術を用いた画像再構成技術「AiCE」を開発し、CT撮像における被ばく線量低減と、診断精度向上に貢献しました。

産業イノベーションの推進

工場の生産現場における自動化の分野において、システムソリューションを展開するための協業を加速させ、製造業における生産性の向上に寄与しました。

  • キヤノンが重視する社会課題と解決への取り組み
  • 社会の治安維持、安心・安全に貢献するネットワークカメラ
  • 安心・安全のニーズに応える映像解析ソフトウエア
  • 映像分析を効率化する映像要約技術の活用
  • キヤノンが重視する社会課題と解決への取り組み
  • 患者さんの負担軽減と高度な診断を両立させる画像診断システム
  • ディープラーニングを活用した画像再構成技術
  • 迅速で人にやさしい体外診断システム
  • キヤノンが重視する社会課題と解決への取り組み
  • 人々の豊かな生活を支える技術
  • ものづくりの革新を支える技術