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製品責任製品の使いやすさの向上

さまざまなお客さまが安心して、快適に使用することができる製品の開発に努めています。

適切な使用方法に関する情報提供

キヤノン製品のユーザビリティの追求

キヤノン製品の操作の分かりやすさ、使いやすさを実現するため、社内人材を活用した社内モニター制度によるユーザーテストおよび専門家によるスタッフ評価などを製品の開発段階から実施しています。

また、人の身体、知覚、判断、操作といった人間の特性を客観的に検証し、お客さまが快適に使える製品の開発につなげています。専用のモニターテストルームには、操作する人の行動や手元の様子など細部までの鮮明な観察・記録が可能な設備を設けています。

社内モニター制度によるユーザーテスト

分かりやすいマニュアルの作成

キヤノンは、お客さまにより簡単かつ安全に製品を利用いただけるよう、製品の操作性向上とあわせて、ユーザーマニュアルの品質向上に取り組んでいます。

2017年は一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会が主催する「日本マニュアルコンテスト2017」において、キヤノンメディカルシステムズの「蛋白質分析装置 Rapiim Eye 10」の取扱説明書が「安全賞」ならびに「奨励賞」を受賞しました。マニュアルの品質向上や制作者育成を目的とするこのコンテストは、マニュアル関連では日本で最も権威があります。

今回の受賞は、専門用語が多く難しくなりがちな医療従事者向けの製品の説明書でありながら、イラストを多用するなど分かりやすくする工夫や、文字の大きさを最適化するなど読みやすいレイアウトが高く評価されたことによるものです。

ユニバーサルデザインを導入した製品開発

キヤノンは、製品を使うお客さまの視点に立って、機能性、操作性、利便性などを追求した人にやさしい製品づくりに取り組んでいます。その一環として、年齢や性別、国籍、障がいの有無などに関わらず、誰もが利用しやすいユニバーサルデザインの考え方を導入。「お客さまの使う姿を美しく」というキヤノンならではの視点のもと、開発初期段階からお客さま視点での製品づくりに努めています。

例えば、製品の操作部に使用する表示文字や報知音、音声ガイドなどについてのユーザーテストや、製品に用いる用語・アイコンなどからお客さまが想像する意味と実際の機能との一致度の評価などを通じて、ユーザビリティ、アクセシビリティ、安全性、快適性などを評価し、より使いやすい製品の開発に役立てています。

今後も、視覚情報の見やすさ向上の工夫など、より幅広いお客さまに配慮した製品開発に努めます。

ユーザーの身体条件に応じ製品使用時の操作性を分析

ユニバーサルデザインプロジェクトの推進

キヤノンは、ユニバーサルデザインの取り組みをさらに推進するため、「全社ユニバーサルデザインプロジェクト」を設置するとともに、ユニバーサルデザインに関する方針を策定しています。

これらの体制・方針のもと、ユーザーの身体特性や使用場面でのさまざまな課題を整理した冊子を社内開発部門に配布するほか、お客さま向けにキヤノンの取り組みを紹介する冊子や公式Webサイトを作成するなど、社内外に情報を発信しています。

また、社会福祉法人日本点字図書館などと協力して視覚障がい者を対象とした「日常生活で困ること」に関する調査を実施し、回答を製品に反映するための活動を進めています。

製品のアクセシビリティ対応

キヤノンでは、製品のアクセシビリティを高める取り組みを行っています。アクセシビリティとは、障がい者や高齢者にとっての使いやすさに配慮することです。

米国では、リハビリテーション法508条により、連邦政府調達においてアクセシビリティ基準に合致した製品を選んで購入することを義務づけています。508条のアクセシビリティ基準に対するキヤノン製品の評価結果は、製品評価シート(VPAT)にまとめられ、キヤノンUSAのWebサイトで公開されています。

米国に続き、欧州でも法整備が進んでいます。キヤノンでは最新の情報を常に把握し、各国で求められるアクセシビリティに対応した製品の開発を進めていきます。

  • VPAT:Voluntary Product Accessibility Templateの略。特定製品の第508条基準に対する準拠/非準拠を説明するもの。

目の不自由な方でも容易に操作できる「imageRUNNER ADVANCE」シリーズ

オフィス向け複合機「imageRUNNER ADVANCE」シリーズは、目の不自由な方でも容易に操作できるよう、ユーザーの声を認識して基本操作をサポートする「音声認識」「音声ガイダンス」機能を搭載しています。液晶操作画面に表示を指で拡大・縮小する「ピンチイン・ピンチアウト」を導入し、視力の弱い方も、操作パネルのボタンや用語を見やすいサイズに拡大して操作できるように配慮しています。

目の不自由な方に配慮した製品開発