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社会貢献教育・学術支援

世界最先端の技術力をもつメーカーとして次世代を担う若者たちの育成を支援します。

子どもたちへの教育支援

青少年の創造性と表現力を育む「Young People Programme」

キヤノンヨーロッパでは、持続可能な社会の実現に向けて写真・映像撮影を通じて、青少年の表現力を磨くことを目的とした活動「Young People Programme」を展開しています。活動は、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)に基づいて進められています。

2017年には、フィンランド、ドイツ、イタリア、ポーランド、ロシア、イギリスの6カ国でプログラムを実施。ドイツでは、キヤノンアンバサダーである写真家のダニエル・エッター氏が、写真・映像が持つ“思いを伝える力の強さ”を参加した若者たちに語りました。またSDGsの目的や、若者が地域で貢献できることについて、国連の担当者による講義が行われました。

2018年は、活動範囲を15カ国以上に拡大して、写真・映像の力を次世代の若者に伝えていく計画です。

ワークショップの参加者たち

子どもたちの教育環境を整える「For the Next Generation」

キヤノンベトナムとキヤノンマーケティングベトナムでは、ベトナムの次代を担う子どもたちの教育環境を整備する活動「For the Next Generation」を実施し、さまざまな取り組みを進めています。

代表的な取り組みとして「Friendship School Chain Project」があり、インフラ整備が遅れている地方の学校を対象に、教室の建築、机や椅子などの備品を寄贈しています。

支援する学校を定期的に訪れ、トイレや手洗い場などの修復や、学用品の寄贈など継続的な支援を実施しており、2007年のスタート以来、10年間で28省88校に広がっています。

また、キヤノンベトナムは、貧困家庭の優秀な高校生および大学生への奨学金支給、遠距離通学生への自転車の貸与、小学校での環境保護教育も実施しています。

これらの活動は、キヤノンベトナムの従業員がボランティアとして子どもたちや現地の方々にじかに接する貴重な機会であるだけでなく、参加した従業員同士の絆を深める機会にもなっています。

楽しみながら学べる場「光のじっけん室」を開催

キヤノン(株)は公益財団法人日本科学技術振興財団と連携し、子ども向けの実験プログラム「光のじっけん室」を開催しています。

この活動は子どもたちが楽しみながら学ぶ場を提供し、科学や技術へ関心をもつきっかけをつくることを目的としたもので、キヤノン製品に搭載している「光学技術」について、カメラの歴史の紹介やさまざまな実験を通して分かりやすく説明しています。レーザー光線を利用してレンズの屈折や拡散などを見せる実験には感嘆の声が上がり、長秒時撮影の実験では、修学旅行や課外授業で参加した子どもたちから「学校でもやりたい」という声が聞かれました。

同財団が運営する科学技術館(東京)の「実験スタジアム」におけるプログラムの一つとして実施しており、2017年は年間でのべ8,073人が来場しました。

小学生にICTの基礎を伝える「ロボットプログラミング体験教室」

キヤノンイメージングシステムズ(CIS)は2017年8月、新潟本社において小学生向けの「ロボットプログラミング体験教室」を開催しました。日本における2020年からのプログラミング授業の義務化を背景に企画されたもので、小学生8人が参加しました。子どもたちは、CIS社員のサポートを受けながら、パソコンを使ってサイコロを投げるロボットのプログラミングを体験しました。最後には、作成したプログラムを組み込んだロボットで、遠くに投げると高得点が得られるサイコロ投げゲームに挑戦。子どもたちは「自分で好きなプログラムが作れて面白かった」「人の手足のように動くのが面白かった」などと感想を話していました。

子どもたちの作品

大学への支援

主要産業を支える「光学技術」発展のために産学連携でサポート

光学技術は主要産業を支える基盤技術の一つですが、日本では体系的に学ぶ機会が減少しています。そこでキヤノンは、光学技術研究所を擁する宇都宮事業所と地域的なつながりの深い宇都宮大学に働きかけ、同大学内における「オプティクス教育研究センター」の設立を支援しました。2007年の設立以来オプティクスコースの修了生は累計421人に達しています。2017年はキヤノンから客員教授3人を含む6人の講師を派遣し、教育体制の充実に貢献しています。キヤノンは、今後も光学技術の発展に向け、同センターを継続的にサポートしていきます。

グローバル人材の育成をめざす「デザイン特別授業」

キヤノンは、次世代のグローバル人材の育成をめざし、グローバルに大学と連携し、デザイン特別授業を開催しています。

2017年は、公益財団法人日本デザイン振興会からの依頼を受け、中国・浙江大学において、キヤノン単独で特別講義を開催。計8日にわたる長期のワークショップ形式で行い、学生へノウハウの伝授を行うと同時に、ニーズを吸い上げ、交流を深めました。その他、日本国内の5大学でも特別講義を実施しました。

学生を対象としたインターンシップの実施

キヤノン(株)では、学生へのキャリア形成支援を目的にインターンシップを実施しています。2017年は事務系・技術系・高専で計11回実施。合計で240人の学生が参加しました。

「キヤノン財団」を通じた人類の持続的発展に資する研究助成活動

キヤノンは、科学技術をはじめとした研究、事業、教育を行う団体・個人に幅広く助成・支援を行うことで、人類の持続的な繁栄と幸福に貢献することを目的として、2008年に「一般財団法人キヤノン財団」を設立しました。この財団は、「産業基盤の創生」と「理想の追求」という2つの研究助成プログラムを設け、全国の大学や研究機関などに勤務する研究者を対象に募集を行っています。

2017年は、7月に第5回「理想の追求」シンポジウムを、8月に第6回「産業基盤の創生」成果報告会を開催し、助成研究者がこれまでの研究成果を発表しました。また、2017年は「産業基盤の創生」として12件、「理想の追求」の「食」のテーマについては3件の研究を選定し、合計で2億4,000万円の助成金を贈呈しました。

また、研究助成成果や研究内容を一般の方に伝えることを目的に、研究者などが執筆したキヤノン財団ライブラリーを4冊刊行しました。さらに、地域活性化につながる研究を地方メディアに紹介し、掲載する活動を推進しています。