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生物多様性

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人にも自然にもやさしい社会を目指して、自然保護活動を行っています。

地球規模の気候変動や行き過ぎた開発によって、貴重な森林資源や生物多様性、また、さまざまな動植物の生息域が失われつつあります。キヤノンは、自然環境や生物多様性が将来の持続可能な社会にとって重要な基盤であることを深く認識し、保全に向けた行動を推進しています。

生物多様性の保全に対する考え方

キヤノンは、生物多様性が持続可能な社会にとって欠かせないものであると認識し、グループ共通の「生物多様性方針」を掲げています。

バリューチェーンにおける森林資源の持続的活用に向けた取り組み

キヤノンは、バリューチェーンにおける生物多様性の保全にも取り組んでいます。オフィス向けに販売している用紙の原材料となる森林資源を持続的に活用できるように、森林資源の保全に配慮した木材製品の調達に関する方針を策定。その方針に従って、「森林認証用紙」や「環境に配慮された供給源の原材料から製造された用紙」を採用しています。

ネイチャーポジティブをスローガンとした取り組み

キヤノンは、「生物多様性方針」のもと、「ネイチャーポジティブ」をスローガンに定め、世界各地で地域に根差した活動を推進しています。

昨今「生物多様性」が世界共通の課題として認識されており、生物多様性保全だけではなく生物多様性回復に関する取り組みである「ネイチャーポジティブ」という考え方が注目されています。「ネイチャーポジティブ」の推進により経済活動の損失防止だけではなく雇用やビジネスの創出になると考えられています。キヤノンはグループ全体で「ネイチャーポジティブ」のスローガンを掲げ、世界各地域の販売拠点および生産拠点でステークホルダーと協働し、各地域のニーズに沿った活動を展開しています。

世界各地でのネイチャーポジティブ実現に向けた取り組み

グローバルに展開をしているキヤノンバードブランチプロジェクトをはじめ、さまざまな生態系や生物多様性の保全活動への取り組みを紹介します。

Pick Up

世界の動き

2022年12月の生物多様性条約第15回締約国会議(CBD・COP15)において、愛知目標に代わる新たな世界目標として、昆明・モントリオール生物多様性枠組が採択され、今後これを踏まえ、国内においては、環境省を中心に、次期生物多様性国家戦略の策定に向けた議論が行われ決定される予定です。

キヤノンバードブランチプロジェクト バードコラム 鳥が教えてくれること Vol.7
「COP10から10年 新たなる目標は」 2022年11月更新

世界目標「30by30」への貢献

キヤノン本社の「下丸子の森」は約1,000本の樹木が生い茂り、都市部における重要な生息地となっています。
環境省は2022年にカナダモントリオールで開催されたCOP15(生物多様性条約第15回締約国会議)で採択された世界目標「30by30」※1における日本の取り組みとして、生物多様性保全が図られている区域を「自然共生サイト」※2として認定する実証事業を進めています。今回、「下丸子の森」が「自然共生サイト」に認定されました。キヤノンは環境省と有志の企業や自治体などによって発足した「生物多様性のための30by30アライアンス※3」にも参画しており、生物多様性保全を進めていきます。

※1 生物多様性のため2030年までに各国の陸と海のそれぞれ30%以上の面積を保全する世界目標
※2 環境省により、企業、団体、自治体等によって生物多様性の保全が図られている区域を認定する仕組み
※3 30by30目標達成のための各種施策を実効的に進めていくための有志連合

世界目標「30by30」への貢献

そのほかの重点的な取り組み

キヤノンが重点的に取り組んでいるその他の環境活動はこちらをご覧ください。