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自然共生型社会実現への貢献世界各地での生物多様性保全に向けた取り組み

生物多様性保全への自社技術・製品の活用

キヤノンは、自社で開発した映像技術を活用して自然の重要性や美しさを世界中の人々に伝えることが、生物多様性保全の重要性をより多くの人々に認識していただくことにつながると考えています。このため、1981年4月から、ナショナルジオグラフィック誌に環境広告「WILDLIFE AS CANON SEES IT」を掲載し、写真を通して、普段は見ることが難しい野生動物の生態や彼らが直面する自然の状況を紹介しています。

また、キヤノンのネットワークカメラは、野生生物や自然環境のモニタリングに活用されることで、それらの保護・保全の取り組みに貢献できると考えています。

Pick Up

Eyes on Yellowstone

イエローストーン国立公園

キヤノンUSAは、世界的に有名な米国・ワイオミング州のイエローストーン国立公園に資金を提供し、絶滅危機に瀕した野生動物の保護のための調査活動を支援しています。

とくに、教育・研究プログラム「Eyes on Yellowstone」では、キヤノンの映像機器を使用して生態観察を行い、映像ライブラリーをデジタル化してWebサイトで配信。この映像は、世界中の数百万人に及ぶ子どもたちに教材として利用され、地球環境に関する知識や保護の重要性を認識するために役立てられています。

ネットワークカメラでサイの命を救う

ネットワークカメラとホーンスピーカー

キヤノングループ会社のアクシス(Axis Communications)社は、サイを密猟から守るNPO団体の活動を支援するため、2016年にネットワークカメラとホーンスピーカーを寄贈しました。このカメラは赤外線を検知して画像生成を行うため、昼夜を問わず監視ができるようになりました。さらに、独自の画像認識技術により不審者を認識し、スピーカーで警告を発することもできます。

事業所を中心とした生物多様性への配慮

キヤノンは、世界各地の事業所においても生態系や野生動植物への影響を考え、動植物の生育空間の保全に配慮し緑地の整備などを進めています。

Pick Up

継続的な生態調査にもとづく生態系保全活動

キヤノンリサーチセンターフランスで確認された植物

キヤノンリサーチセンターフランスでは、敷地内の緑地を整備するとともに、専門家による事業所内の生態系調査を定期的に実施しています。

研究所設立20周年時の緑地整備にあたり、地域のNGOであるLPO(鳥類保護を目的とする国際NGOバードライフインターナショナルのフランスでのパートナー)の協力を受け、事業所内の植物、鳥、チョウ、トンボ、コオロギなどの種類の調査を行っています。

2011年と2015年の調査結果を比較したところ、植物が59種から74種、鳥が26種から27種になるなど、すべての種類が増加していることが確認できました。また、ブルターニュ地域で絶滅危惧種に指定されている植物「Orchis brûlé(ランの一種)」が敷地内で確認されました。

今後も定期的な調査を実施するとともに、生態系保全活動を進めていきます。

野生生物が生息する環境を事業所内に形成

水辺のビオトープ

川沿いの丘陵地に位置する大分キヤノン・大分キヤノンマテリアル両社(大分事業所)周辺には、サンショウウオやホタルなどが生息する豊かな自然環境が残っています。事業所造成時には環境保全のため代替池や自然の沢を整備し、敷地の3分の1を自然のままにとどめました。敷地内の調整池に整備した「水辺のビオトープ」では、鳥類、昆虫類、両生類、魚類といった生物層の多様性が現在も確認されています。

生物多様性を育む社会づくりへの貢献

キヤノンは生物多様性の保全に取り組む団体と連携し、従業員参加による保全活動や、地域での環境教育支援などを実施することで生物多様性保全に貢献します。

Pick Up

「豊かなふるさと」を子どもたちへ「未来につなぐふるさとプロジェクト」

未来につなぐふるさとプロジェクト参加者集合写真

キヤノンは、子どもたちの未来に多様な生き物を育む美しく緑豊かなふるさとを残すことを目的に、環境保全や環境教育も行う「未来につなぐふるさとプロジェクト」を日本国内のさまざまな地域で展開しています。

このプロジェクトは、各地のNPOや地域住民の方と連携した環境保全活動や環境教育を実施するもので、一般の方をはじめ、従業員とその家族、取引先などのさまざまなステークホルダーが参加しています。また、使用済みカートリッジ回収量や用紙の販売数に応じた金額を同プロジェクトの活動資金とするなど、事業と連携して活動を推進しています。

Canon Canada Branch Out Program

植樹のようす

キヤノンカナダが2014年から実施しているカナダ横断の地域貢献活動「Canon Canada Branch Out Program」は、環境活動を通じてキヤノンカナダの事業所・販売拠点がある地域に貢献するプログラムです。年に一度、カナダ全土にある事業所の周囲において、公園や川の清掃・植樹など、さまざまな活動を展開しています。これまでに45カ所で3万本以上を植樹し、約1,200m3以上の外来植物を除去しました。2017年は、カナダを横断する13都市で、約450人の社員が参加して環境活動を実施しました。また2017年からは、野生生物の生息地保護プロジェクトや植物の受粉をサポートする活動にも力を入れ、生態系の調査にも取り組みました。

タイ・チャオプラヤー川水資源保護プロジェクトに参加

チャオプラヤー川での活動のようす

キヤノンハイテクタイランドは、アユタヤ省Prasattong地区自治体、Hi-Tech工業団地、Royal irrigation Department、地域コミュニティの協力のもと、チャオプラヤー川の水資源保全プロジェクトに取り組みました。

総勢300人の参加者のうち、キヤノンハイテクタイランドから80人が参加し、水域の生物多様性保全および景観の改善を目的として、川に繁殖した水草「ホテイアオイ」約25tを除去しました。

関連リンク

WILDLIFE AS CANON SEES IT

ナショナルジオグラフィック誌に掲載された環境広告をご紹介します。

Yellowstone Forever

教育・研究プログラム「Eyes on Yellowstone」の詳細はこちらをご覧ください。(英語)

Action for Green

生物多様性保全の取り組みをはじめ、キヤノンの様々な環境への取り組み事例をご紹介します。

未来につなぐふるさとプロジェクト

「豊かなふるさと」を子どもたちへ「未来につなぐふるさとプロジェクト」の詳細はこちらをご覧ください。