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省資源・リサイクル・廃棄物削減への取り組み

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資源循環型社会の実現に向け、資源消費の抑制、「製品to製品」の資源循環を推進しています。

近年、資源枯渇への懸念や、廃棄されたプラスチックが海を汚染する海洋プラスチック問題などを受けて、資源の循環利用の重要性が世界的に高まっています。キヤノンは、限りある資源の有効利用と廃棄物削減のために、製品の小型・軽量化による省資源化、使用済み製品のリユース・リサイクルを進めています。また、事業拠点においては生産に伴い発生する廃棄物の削減や水使用量の削減などに取り組んでいます。

キヤノンが目指す資源循環

資源を繰り返し使い続ける「製品to製品」の資源循環を追求。製品が消費された場所でリサイクルを行うために、世界各地にリサイクル拠点を構えています。

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資源循環に向けたキヤノンの取り組み

キヤノンは、自社製品において、資源を繰り返し使い続けられる「製品to製品」の資源循環を追求しています。なかでも、回収したオフィス向け複合機を新品同様に生まれ変わらせる「リマニュファクチュアリング」、トナーカートリッジの「クローズドループリサイクル」の取り組みに力を入れています。

キヤノンの資源循環フロー

「製品to製品」資源循環量(累計)

2008年以降、使用済み製品から取り出され、製品の原材料として使われたプラスチック量は37,917t、リユースされた製品・部品量は30,690tとなりました。

「製品to製品」資源循環量

世界に広がるキヤノンのリサイクル拠点

キヤノンは現在、日本、欧州(2拠点)、米国、中国の計5拠点にリサイクル拠点を構えています。これにより、製品が消費された地域で資源を循環させる体制を整え、取り組みを継続しています。

キヤノンのリサイクル拠点

※ キヤノンエコロジーインダストリー運営

Pick Up

資源を効率的に利用できる製品の開発を目指して

製品の環境配慮設計

キヤノンは、「LCA(ライフサイクルアセスメント)」「製品アセスメント制度」の仕組みにより、開発・設計段階から、使用後の回収・リサイクルまでを考慮した製品づくりを行っています。製品を設計するときに配慮すべき事項は「環境配慮設計ガイダンス」にまとめられ、製品づくりにおける環境配慮の指針となっています。
環境配慮設計ガイダンスでは、リデュース配慮設計(小型軽量化、製品の長寿命化、メンテナンス性向上)、分解容易化設計、分別容易化設計、情報開示などの項目において、具体的な設計指針を設定しています。

Pick Up

複合機のリマニュファクチュアリング

回収した使用済みの複合機を分解し、洗浄・清掃。必要な部品は交換し、再び新品同等の品質に高めて出荷しています。

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キヤノンは、1992年以来、使用済み複合機のリマニュファクチュアリングを推進しています。リマニュファクチュアリングでは、回収した使用済みの機器を部品レベルまで分解し、最適な技術を用いて洗浄・清掃。厳密な再生基準に従って、劣化・摩耗部品などを交換し、新しい部品のみで生産される機器と同じレベルの生産・検査ラインで、品質を新品同等にまで高めて出荷しています。
複合機「imageRUNNER ADVANCE」をリマニュファクチュアリングした製品は、日本では「Refreshed」シリーズとして、欧州では「EQ80」シリーズとして商品化しています。

リマニュファクチュアリングの流れ(キヤノンエコロジーインダストリーの場合)

リマニュファクチュアリングの流れ 回収 ① 回収

回収した使用済み製品を集め、受入チェックを行います。

リマニュファクチュアリングの流れ 分解 ② 分解

外装カバーや部品を取り外します。

リマニュファクチュアリングの流れ 清掃 ③ 清掃

本体フレームや分解した部品を清掃します。

リマニュファクチュアリングの流れ 組み立て ④ 組み立て

清掃したフレームにリユース部品や新品の部品、外装カバーを取り付けます。

リマニュファクチュアリングの流れ 検査 ⑤ 検査

すべての機能が適切に動くよう、新品と同じ検査を行います。

リマニュファクチュアリングの流れ 出荷・販売 ⑥ 出荷・販売

新品と同じように梱包し、市場へ出荷します。

Pick Up

消耗品のリサイクル

回収したトナーカートリッジの素材を再度製品に使用する「クローズドループリサイクル」等の取り組みを行っています。

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トナーカートリッジのリサイクル

キヤノンは他社に先駆け、1990年から「トナーカートリッジリサイクルプログラム」を継続して行っています。 回収した使用済みトナーカートリッジは、キヤノンのリサイクル拠点に集められ、機種ごとに分類されます。その後、リユースできる部品は取り出し、必要な洗浄やメンテナンス後に新しい製品の部品として再使用されます。また、リユースできない部品や材料は破砕し、帯電性や比重などの物理的特性を利用して、素材ごとに分別されます。

材料を繰り返し利用するクローズドループリサイクル

キヤノンは、トナーカートリッジの材料を繰り返し利用する独自の「クローズドループリサイクル」の仕組みを構築しています。回収されたトナーカートリッジの筐体などに使われているHIPS(耐衝撃性ポリスチレン)は、この「クローズドループリサイクル」によって、新しい製品に生まれ変わります。

クローズドループリサイクルイメージ

使用済みトナーカートリッジの回収質量(累計)の推移

こうしたトナーカートリッジの回収は、2019年末現在、世界23カ国で実施されており(2019年までの累計回収量は約42.4万t)、日本、米国、フランス、中国の4拠点でリサイクルされています(消費地リサイクル)。こうした取り組みによって、2019年までの累計で新規資源の消費を約29.6万t抑制することができました。

※トナーカートリッジのリサイクル拠点:キヤノンエコロジーインダストリー(日本)、キヤノンバージニア(米国)、キヤノンブルターニュ(フランス)、キヤノン大連(中国)

使用済みトナーカートリッジの回収質量(累計)の推移

Pick Up

インクカートリッジのリサイクル

インクカートリッジのリサイクルイメージ

キヤノンは、使用済みインクカートリッジの回収・リサイクルを1996年から継続しています。
日本では、プリンターメーカー共同で「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」を実施。郵便局や図書館、地方自治体の施設などに回収箱を設置するとともに、ベルマーク運動とも連動しながら、学校などでも回収活動を行っています。
海外では、量販店、提携販売店、ショッピングモール、企業、学校、図書館、駅、キヤノンサービス店、キヤノンショールームなどに回収箱を設置し、回収を行っています。

使用済みインクカートリッジの回収質量(累計)の推移

2019年末現在、35の国・地域で展開し、2019年までの累計回収量は、2,395tとなりました。

使用済みインクカートリッジの回収質量(累計)の推移

※集計範囲は全世界。大判インクジェットプリンター用、コンパクトフォトプリンター用を含みます。

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廃棄物を削減するための取り組み

事業拠点で3R(リデュース、リユース、リサイクル)活動を推進し、廃棄物削減に積極的に取り組んでいます。

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廃棄物の発生を抑制するために

キヤノンは、廃棄物を分別・回収して資源として再利用したり、廃棄物自体がなるべく発生しないように取り組むなど、廃棄物の排出量を削減するための活動を推進しています。特に生産拠点においては、各拠点の生産工程または部門ごとに、廃棄物の発生と関連の大きい要素を特定し予実管理を徹底することで、廃棄物削減の取り組みを継続しています。

廃棄物の社内循環利用と社外再資源化の取り組み

廃棄物の社内循環利用を推進するため、射出成形工程におけるプラスチック廃材の再利用や社内備品としてのリサイクルなど、各事業拠点でさまざまな工夫をしています。
キヤノンから社外に排出せざるを得ない廃棄物についても、埋め立て処理はせず、資源ごとに再資源化処理を委託しています。2019年は、新しい資源としての循環活用につなげられるよう、11万955tの再資源化処理を委託しました。

※行政の管理に基づき処理される、一部の事業系一般廃棄物を除く。

海洋プラスチック問題への取り組み

海洋汚染の原因の一つとされる使い捨てプラスチックに対し、社会的な関心が高まっています。
キヤノンでは、社内の環境展示会を通じて、製品梱包に関わる社内外のベストプラクティスを全事業部門の企画・開発担当者と共有するなど、製品面での取り組みを進めるとともに、事業所の食堂などで提供されるストローやカップなどの使い捨てプラスチックについて、代替品への切り替えや使用量の削減に取り組んでいます。
また、海外拠点においても、使い捨てプラスチックを削減するため、社外有識者を講師に招いて啓蒙・啓発セミナーを開催したり、社内での水のペットボトル販売を停止し、再利用可能なボトルやマグカップを従業員に支給するなど、社会的な課題に対してキヤノングループ全体で取り組みを行っています。

廃棄物総排出量の推移

2019年の廃棄物総排出量は、各事業拠点で削減活動や社内循環利用の推進により、114,541tとなり、前年と比較して3,246tの減少となりました。
なお、2019年の廃棄物最終処分量実績は102t(2018年実績150t)となり、前年と比較して48tの減少となりました。

廃棄物総排出量の推移

※2017年からキヤノンメディカルシステムズの実績を追加しています。

水資源を持続的に利用するために

事業活動で必要な水を今後も持続的に利用していくため、水の使用効率の向上に努めています。

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キヤノン生産拠点の立地地域における水リスク

キヤノンでは、事前評価の仕組みにより、取水可能量を確認した上で、事業所の建設や設備の導入を行っています。さらに、生産拠点が立地する地域の水リスク(量的リスク)を、世界資源研究所の水リスク地図「AQUEDUCT」を用いて定期的に評価・確認し、地域に応じた水使用量の削減に取り組んでいます。一方、一部地域では、異常気象の増加により、洪水被害のリスクが高まっています。これまでにも、タイの生産拠点において高台に第2工場を設立するなど、気候変動への適応策を進めてきましたが、今後もリスク対応計画の更新・策定を進めていきます。

※世界資源研究所(World Resources Institute): 米国に本拠を置く、地球の環境と開発の問題に関する政策研究と技術的支援を行う独立機関。

主要生産拠点立地地域における水リスク(量的リスク)

水リスク地図

※WRI(世界資源研究所)AQUEDUCTを使用。
※生産拠点所在地における"Physical risk quantity"の評価結果。

水の使用量を削減するために

キヤノンでは、取水の状況を取水源別(上水道/工業用水/地下水)に集計し、各地域の取水制限を超過しないよう管理しています。さらに生産に起因する水使用量の目標を定めて管理し、生産工程の改善や水使用の効 率化、管理水準の向上により、削減に努めています。

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総水資源利用量の推移

2019年の総水資源使用量は、各事業拠点で削減活動や社内循環利用により、9,212千m3となり、前年と比較して513千m3の減少となりました。

総水資源利用量の推移

※ 2017年からキヤノンメディカルの実績を追加しています。
※ 2018年から水資源使用量について第三者検証を取得しています。

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そのほかの重点的な取り組み

キヤノンが重点的に取り組んでいるその他の環境活動はこちらをご覧ください。

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