キヤノンでは、限りある資源を効率よく利用するために、開発段階から製品本体の小型・軽量化を進めています。
家庭用インクジェットプリンター『PIXUS』では、内部機構レイアウトの最適化、駆動機構の見直し、ならびに印字ヘッドの移動範囲を用紙幅(A4縦)に近づけることで、本体の小型化を実現しました。その結果、『TS8030』では、『MG6230』(2011年モデル)と比較して、容積で約44%、質量で約29%の小型・軽量化を達成しました。これらの小型・軽量化の取り組みにより、原材料に関するCO2排出量も26%削減しています。
本体の小型・軽量化
原材料に関するCO2排出量
また、製品本体の小型化により、『TS8030』では『MG6230』と比べて個装箱が約31%小型化しました。
個装箱の小型化
『PIXUS』本体および個装箱の小型・軽量化により、輸送時のCO2排出量の削減に貢献しています。また、本体および個装箱の小型化により、40フィートコンテナの積載数が約1.25倍向上しました。
コンテナ積載効率の向上
輸送時のCO2排出量
大判インクジェットプリンター『imagePROGRAF』の『PRO-6000S』は、『iPF9400S』(2012年モデル)と比較して横幅が30cm小さくなりました。60インチサイズモデルでありながら、1サイズ下のB0ノビモデル並みの横幅を実現しています。その結果、設置スペースを約13%削減しました。
さらに、『PRO-6000S』では、『iPF9400S』(2012年モデル)と比べ、約1.63倍の40フィートコンテナ積載数を実現しています。
また、ビジネスインクジェットプリンター『MAXIFY』の『MB5430』でも、個装箱の小型化により、『MB5330』(2014年モデル)と比べ、40フィートコンテナ積載数が約1.33倍に増加しています。