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キヤノンの取り組みとSDGs

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS 2030年に向けて世界が合意した「持続可能な開発目標」です

SDGsとは?

2015年9月、ニューヨーク国連本部で、150を超える加盟国首脳の参加のもと、「国連持続可能な開発サミット」が開催されました。

その中で、貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、平和的社会など、持続可能な開発のための行動計画の一環として、2030年に向けての17の目標と169のターゲットからなる持続可能な開発目標(SDGs)が採択されました。

キヤノンの活動とSDGsとの関連

キヤノンは、自社の活動が社会や地球環境に対して及ぼす影響と「持続可能な開発目標(SDGs)」との関連度合いを、下の図の通り整理しています。

円の中心(キヤノン)から各SDGアイコンまでの距離が近いほど、キヤノンとの関連性が高いことを示しています。

キヤノンの活動とSDGsとの関連の図

キヤノンの環境へのアプローチとSDGs

キヤノンでは、環境に関わる4つの重点的な取り組みは、SDGsに次のように対応していると考えています。

低炭素社会実現への貢献

SDGsゴール13、SDGsゴール7SDGsゴール13、SDGsゴール7
  • ターゲット7.2:世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大。ターゲット7.3:世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増。ターゲット13.2:気候変動対策を国別の施策、および計画に盛り込む。

SDGsゴール13では、気候変動の対策に向けて各国が対策を講じることが掲げられています。また、パリ協定の発効によって、2020年以降の地球温暖化対策の国際枠組みが設定され、協定に批准したすべての国・地域が自身の温室効果ガス(GHG)削減目標や計画を表明し、実施・レビューする(Pledge & Review)仕組みが動き出しています。また、低炭素化と深く関連するのは、SDGsゴール7のエネルギー効率改善です。化石エネルギーの使用は、温室効果ガスの排出につながることに加え、エネルギーそのものが有限な資源であることを認識し、効率的な利用を進めなければなりません。

キヤノンでは、低炭素社会の実現に貢献するため、製品のライフサイクルすべての段階におけるCO2排出効率の改善を推進してきました。そのために、ライフサイクル各ステージにおけるエネルギー効率を向上させるとともに、地域ごとの再生可能エネルギーの普及状況などを鑑みて、再生可能エネルギーの活用にも取り組んでいます。

キヤノンがこれまで進めてきた、製品1台当たりのライフサイクルCO2削減、エネルギー効率改善の取り組みは、SDGsがめざす方向性に合った活動として、引き続き改善をめざしていきます。

資源循環型社会実現への貢献

SDGsゴール12、SDGsゴール6SDGsゴール12、SDGsゴール6
  • ターゲット12.2:天然資源の持続可能な管理および効率的な利用を達成。ターゲット12.4:合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じて化学物質やすべての廃棄物の環境に配慮した管理を達成。大気、水、土壌への排出を大幅に削減。ターゲット12.5:予防、削減、リサイクル、および再利用(リユース)により廃棄物の排出量を大幅に削減。ターゲット6.3:汚染の減少、有害な化学物質や物質の投棄削減と最小限の排出、およびリサイクルと安全な再利用により、水質を改善。ターゲット6.4:水の利用効率を大幅に改善。

SDGsゴール12では、「持続可能な方法による生産、消費」をめざし、3Rによる資源の循環利用、廃棄物の削減を推進することとしています。また、ゴール6では、人類の生活になくてはならない「水資源を持続可能な形で利用すること」も掲げられています。

キヤノンは、限りある資源の高度な循環利用を追求し、製品のリユース・リサイクルに力を入れています。また、製品の小型化設計や、拠点における資源消費の抑制、廃棄物の削減にも継続的に取り組んでいます。

キヤノンが進める省資源および資源循環の取り組みは、SDGsに通じるものであることを改めて認識し、これからもその取り組みを推進していきます。

有害物質廃除と汚染防止

SDGsゴール12、SDGsゴール6SDGsゴール12、SDGsゴール6
  • ターゲット12.4:合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じて化学物質やすべての廃棄物の環境に配慮した管理。大気、水、土壌への排出を大幅に削減。ターゲット6.3:汚染の減少、有害な化学物質や物質の投棄削減と最小限の排出、リサイクルと安全な再利用により、水質を改善。

SDGsゴール12では、「ライフサイクルのあらゆる段階で化学物質や廃棄物を適切に管理すること」が掲げられています。国際的に合意された枠組みに基づき、各国・地域ではさまざまな規制ができ、その基準を守るための努力がなされています。また、ゴール6では、「汚染のない水域を保全すること」が、水資源の持続可能な利用のための重要な要素として挙げられています。

キヤノンでは、「製品に含有される化学物質」および「生産工程で使用する化学物質」を適切に管理するための仕組みを構築し、運用しています。「製品に含有される化学物質」については、グリーン調達の仕組みにより、サプライヤーの協力のもと、有害物質が混入しないよう、厳格な管理を行っています。

また、生産工程で使用する化学物質は、各国・地域の規制などを踏まえ、使用禁止物質、排出削減物質、規制対象物質を定めて管理するとともに、各地域で適用される基準値を把握し、大気・水域・土壌などへの排出基準遵守の徹底を行っています。

さらに、サプライチェーンにおける化学物質の適正管理のための国際的な仕組みづくりにも積極的に貢献しています。

キヤノンの化学物質管理および汚染防止の取り組みは、SDGsと深く関連するものであると考えており、引き続き、徹底した管理を行っていきます。

自然共生型社会実現への貢献

SDGsゴール15SDGsゴール15
  • ターゲット15.2:あらゆる種類の森林の持続可能な管理の実施を促進し、森林破壊を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で植林と森林再生を大幅に増加。ターゲット15.5:自然生息地の劣化を抑制し、生物多様性の損失を阻止し、2020年までに絶滅危惧種を保護および絶滅防止するための緊急かつ重要な対策を講じる。

気候変動や過度な開発により、貴重な森林資源や生物多様性および、さまざまな生息域が失われつつあり、「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」で採択された「愛知目標」の達成に向けた取り組みが世界中で進められています。SDGsでは、特にゴール15において「陸域生態系の保全・保護」が示され、「森林や生物の生態系を守ること」の重要性が改めて認識されました。

キヤノンでは、生物多様性や生態系の保護・保全の重要性を認識し、「キヤノン生物多様性方針」に基づき、世界各地で活動を展開しています。特に、餌となる植物、虫、小動物、それらを育む土や水など、地域の生態系ピラミッドの上位に位置する「鳥」をシンボルとして、その「生命の循環」を考える「キヤノンバードブランチプロジェクト」を推進しています。

また、貴重な森林資源が違法伐採などにより過度に失われることがないように、「木材製品調達における基本方針」のもと、持続可能な開発に基づき生産された木材製品の調達を行っています。