2015年度 ジュニアフォト便り2015年度 ジュニアフォト便り
2015 vol.9

高知県 南国市立久礼田小学校

2015年10月28日(水)晴れ

小学3年~4年生 45名が参加

秋深まる風景を、写真にとじこめて!

高知竜馬空港からバスで約30分、高知市に隣接し、玄関都市として栄えている南国市。ここにある久礼田小学校が今回の写真教室の舞台です。校内には川が流れ、花や草木、虫などのあらゆる自然が出迎えてくれます。この日は、お祭りが終わったばかりの熊野神社まで足を伸ばして撮影。途中で出会った郵便局員のおじさんや近所の人たちに挨拶をしながら、意気揚々と撮影場所に向かいます。目に飛び込んできた風景を、走り回りながら次々に撮影する子ども達。10月も終わりに近づき、少しずつひんやりとしてきた晩秋の風景を、みずみずしい感性でおさめてくれました。

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いつもは見ることのない角度から

雲ひとつ無い秋晴れとなったこの日、青空の下で草花もいっそう輝いて見えました。そんな生き生きとした植物をとらえた「太陽をあびているコスモス」は、下から見上げた景色をおさめた作品。まぶしい太陽に向かって伸びていくコスモスの姿は、可憐ながら、強い生命力を感じます。そして注目すべきは、その見事な構図です。斜めの対角線に切り取った校舎と、輝く太陽、その周りを取り囲むように咲くコスモスたち。パーフェクトなバランスで、言うこと無し!の美しい1枚です。「いろんな命があるから大切にしたい」と語ってくれた作者の少年。秋の風景を撮りながら、生き物の命についても感じてくれたようです。

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太陽をあびているコスモス

校庭で発見した、孤高の主人公

これまで幾度となくジュニアフォトグラファーズに登場してきた、人気モデルのバッタくん。ここ久礼田小学校でも、多くの子ども達からレンズを向けられていました。その中の1枚、「バッタの一人旅」は、白いコンクリートにたたずむ孤高のバッタが印象的な作品です。作者の少年は、「バッタが一人でがんばる姿がかっこよかった」と話してくれました。これから旅に出ようとしているのか、はたまた旅の途中で一休みをしているのか・・・遠くを見つめるバッタの目には、一体何が映っているのでしょうか。さまざまな要素をそぎ落とすことで見えてくる物語。シンプルな写真ほど、見る者の想像力をかきたてる、そんな効果があるのかもしれません。

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バッタの一人旅
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先生からはこんな感想をいただきました。

学校の敷地内外で一生懸命に被写体を探し、真剣にシャッターを切る子ども達の姿がありました。自分が心を込めて写した写真の発表会では、大人顔負けのすばらしい発想の作品が並びました。写真家 永武さんからの作品に対するコメントを聞き、改めて子ども達の感性の豊かさを感じることができました。子ども達にはこれからも、心に映った美しい景色を見逃すことなく、シャッターを切れる人になってほしいと思います。