2015年度 ジュニアフォト便り2015年度 ジュニアフォト便り
2015 vol.1

高知県 本山町立本山小学校

2015年10月29日(木)晴れ

小学5年生 17名が参加

青い空と山と川、大自然を撮影の舞台に

今回写真教室を行ったのは、四国山脈の中央部に位置する高知県本山町の本山小学校。大きな山々に囲まれ、すぐ近くには吉野川が流れる風光明媚な地域です。撮影場所の河原にたどり着くと、見渡す限り広がる雄大な景色!川の流れる音や鳥のさえずりも心地よく、マイナスイオンを全身で感じることができます。子ども達は、きらきらと輝く水面に石を投げて水しぶきをあげたり、川の中まで入ってずぶぬれになったりしながらファインダー越しに自分だけの自然を見つけ、夢中でシャッターを切りました。

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自然の中で出会った、にっこりスマイル

穏やかに流れたり轟々と激しく流れたり、スポットによって違った表情を見せる川の様子をとらえた作品が多い中、河原の石にレンズを向けた作品がありました。岩と石を組み合わせて撮った「SMILE」は、見た人をほっこり優しい気持ちにさせてくれる1枚です。岩の模様が“笑った口”のように見えたので、小さな石で目と鼻を並べて笑顔をつくったそう。撮影した少女は、「この作品を見たら、にっこりスマイルになれると思った」と写真に込めた思いを話してくれました。ありのままを写すのも写真、自分で物語や状況をつくりこみ、“演出”するのもまた写真の楽しさの一つです。子どもの発想力と、写真表現の可能性は無限大!そのことを改めて感じさせてくれました。

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SMILE

ファインダー越しに見つけたふるさとの美しさ

いつもは河原を走り回っている子ども達ですが、一眼レフカメラのファインダーから世界を覗くことで、そこにある小さな世界に気づくようになります。できる限り視線を低くして、岩に寝そべりながら撮影したという「石がこけの山に!」は、マクロレンズを上手に使いこなした美しい作品。ピントがきれいに合った中心の部分と、背景や手前に生まれたボケ味のバランスは見事で、まるで長大な景色を見ているかのよう。きらきらと光るコケやみずみずしい質感から、作者の頭上には太陽が輝いていること、周辺には豊かな水があることが自ずと想像される1枚です。写真を通じてふるさとの美しさに気づき、これからもこの自然を大切にしてほしいと願わずにはいられません。

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石がこけの山に!
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先生からはこんな感想をいただきました。

子ども達が楽しみにしていたジュニアフォトグラファーズ。写真家の作品紹介やスタッフからの一眼レフの操作説明を聞く子ども達は、目を輝かせていました。撮影場所への移動中も、「どんな写真を撮ろう」「いい写真撮りたいね」と楽しそうに話す子ども達。撮影会では、水しぶきの一瞬を何度も撮り直したり、ひざまで浸かって川の流れを撮影するなど、みんな思い思いに撮影していました。その後、たくさん撮影した中からお気に入りの1枚を選ぶ時は、とても悩んでいましたが、自ら選んだ1枚は最高の作品になったと思います。一人ひとりの作品に写真家の永武さんから評価を頂き、子ども達は大変満足そうな顔つきでした。今回、こうした機会を与えて下さった皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。