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矢島 慎一

「 Bubble 」

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1997グランプリ

ARTIST STATEMENT

Bubble

ひとり暮らしをする友人たちの部屋には刹那的な美しさが満ちていました。とりわけ、浴室や窓辺、鏡の周りはそこはかとなく透明で、飲みかけのグラスやありふれたシャンプーのボトルでさえも、ただただ淡く繊細な存在となって目を惹きました。
そんな部屋でひとときを過ごし、カメラを向けてみると、何よりも心地よいと思える世界が、日々の営みから浮かび上がるように感じられたのです。

審査評 選:南條 史生

バスルームの窓の一点だけ評価した。この作品にあるクリスタルで透明な光+空気は滅多に写真に写らないものだ。このような感覚の写真がシリーズで撮れたら、新しい世界が開けるだろう。一緒に出ている女の子の写真は入っている意味がわからない。バブル―石鹸というコンセプトは浅すぎる。もっと深いか、もっと広いコンセプトを考えるべきだと思う。このような作品を20点撮って欲しい。撮れたら是非見たい。

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PROFILE

矢島 慎一Shinichi Yajima

1975年埼玉県秩父市生まれ。埼玉県立秩父高等学校卒。31歳の頃に会社員を辞め、現在はアウトドア関連の媒体で撮影を担当。たおやかな山と沢が好みで、晩夏から初冬への移ろいのなかで覚える寂寥感を溺愛する。苦手なのは、高度感のある高巻きや岩稜帯の通過。体力的にハードな縦走登山とヤマビル生息域での撮影も避けがち。趣味は、登攀技術を必要としない源流域で焚き火を楽しみつつ、テンカラ釣りをすること。また、秋冬はバードウオッチングに出かけるが、それほど熱心ではないため、子供の頃から上達しておらず、深みも増していない。
共著に「“無人地帯”の遊び方 人力移動と野営術(グラフィック社)」。

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1997グランプリ

矢島 慎一

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