2018年10月16日
オサム・ジェームス・中川氏(2016年度 写真新世紀審査員)の個展が東麻布・PGIで開催されます。
日本とアメリカ、二つの国にまたがる自身のアイデンティティを踏まえ、様々な作品を制作、発表してきた中川氏。本作はドナルド・トランプの「アメリカ・ファースト」というスローガンを皮切りに、社会的にネガティブな発言が蔓延したことをきっかけに制作されました。選挙キャンペーンによって、ふたつに分断されたアメリカを目の当たりにし、対局の価値観の真ん中、自身の視座でもある分断の「間」を視覚化する試みです。ぜひ会場でご高覧ください。
また中目黒・POETIC SCAPEで個展「Kai-廻」が同時開催中です。こちらもぜひご高覧ください。
会期 | 2018年10月31日(水)~12月22日(土) |
時間 | 平日11:00~19:00、土曜11:00~18:00 |
休廊日 | 日曜・祝日 |
会場 | PGI 〒106-0044 東京都港区東麻布2-3-4 TKBビル3F |
TEL | 03-5114-7935 |
URL | http://www.pgi.ac/exhibitions/4152/ |
Osamu James Nakagawa
1962年、米国ニューヨーク市生まれ。1993年、ヒューストン大学修士課程修了(写真学)。現在インディアナ大学・ルースH. ホールズ名誉教授、写真学科長。米国在住。
1980年代より本格的に写真制作を開始し、90年代より世界各地で数多くの個展・グループ展に参加。日本とアメリカという2つの国にまたがる自身のアイデンティティを踏まえ、様々な作品を制作、発表してきた。
主な個展に「ガマ・ケーブス」 (P.G.I.、2014)、「沖縄 – ガマ/バンタ/リメインズ」(写大ギャラリー、2014)、「窓:1989-1999」(ヒューストン写真センター、2000)、「バンタ:沁みついた記憶」(佐喜眞美術館、銀座ニコンサロン他、2009−2010)など。2012年「アルル国際写真祭」においてディスカバリー・アワードのノミネートを受け個展。主なグループ展に「第一回東京国際写真ビエンナーレ」(東京都写真美術館、1995)、「コモン・グラウンド」(コーコラン美術館、2004)、「アフター・フォトショップ」(メトロポリタン美術館、2012)、「戦争/写真」(ヒューストン美術館他、2012)など。主な受賞歴に第一回東京国際写真ビエンナーレ第2位(1995)、グッゲンハイム奨学金(2009)、第26回東川賞新人賞(2010)、「フォトシティさがみはら2014」さがみはら写真賞など。
主な作品収蔵先に、メトロポリタン美術館、ジョージ・イーストマン・ハウス、コーコラン美術館、シカゴ現代写真美術館、ヒューストン美術館、クライスラー美術館、サウス・イースト・テキサス美術館、ネルソン・アトキンズ美術館、東京都写真美術館 、清里フォトアートミュージアム、佐喜眞美術館など。
2019年7月20日(土)~8月4日(日)
山越 めぐみ
山越 めぐみ氏(2018年度[第41回公募]優秀賞)の個展が目黒区鷹番・BOOK AND SONSで開催されます。
2019年7月12日(金)~8月10日(土)
野村 浩 内倉 真一郎
野村 浩氏(1992年度[第3回公募]優秀賞、1993年度[第5回公募]優秀賞)、内倉 真一郎氏(2018年度[第41回公募]優秀賞)が清澄白河・KANA KAWANISHI GALLERYで開催中のグループ展に出展します。
2019年7月3日(水)~7月15日(月)
浜中 悠樹
浜中 悠樹氏(2012年[第35回公募]優秀賞)の個展が京都・galleryMainで開催されます。