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X線デジタル撮影装置

X線デジタル撮影装置は、さまざまな医療現場で、X線画像診断をサポートしています。キヤノンのX線デジタル撮影装置には、独自のX線イメージセンサー技術が搭載されており、可搬性と操作性にも優れた設計になっています。

2018/12/27技術紹介

X線イメージセンサー

#ヘルスケア#イメージング技術#社会貢献#機械工学#電気工学#物理学#化学

キヤノンは、独自のX線イメージセンサー「LANMIT(Large Area New MIS Sensor and TFT)」を搭載したX線デジタル撮影装置「CXDIシリーズ」を1998年に発売開始。以来、多様なX線診断ニーズに応えるために製品ラインアップを拡充し、この分野をリードしてきました。

LANMITは、蛍光体を光センサー上に積層した平面構造で、蛍光体層とアモルファスシリコンなどの5層構造の光センサーからなります。蛍光体には、光変換効率が高いヨウ化セシウム(CsI)を採用することで、必要X線照射量の低減と画像の高精細化を両立しています。

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X線一般撮影室での立位胸部撮影

人体を透過したX線は蛍光体層で可視光線へと変換され、光センサーが直接読み取ります。読み取られたX線画像は、わずか1~2秒でモニターに表示されます。また、院内のネットワークを利用した情報共有や、病院外へ転送することができ、遠隔地医療や緊急医療の現場においても威力を発揮しています。

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X線デジタル撮影のしくみ

開発にあたってはノイズの低減が大きな課題でしたが、キヤノンは専用IC、信号処理回路、電源などを独自で開発。ノイズの少ない大画面イメージセンサーを実現し、キヤノンの静止画撮影用X線デジタル撮影装置を支えています。

ワイヤレスX線デジタル撮影装置

#ヘルスケア#社会貢献#機械工学#電気工学#物理学

CXDIシリーズの主力製品はワイヤレス機能付きの静止画X線デジタル撮影装置です。2017年、キヤノンはCXDIシリーズのワイヤレス製品を一新。可搬性と操作性に優れた、サイズの異なる新製品「CXDI-410C Wireless」、「CXDI-710C Wireless」、「CXDI-810C Wireless」を新たにラインアップに加えました。ワイヤレス機能だけでなく、軽量化、持ち運びやすさなどの使い勝手も向上しているCXDI-Wirelessシリーズは、X線撮影室だけでなく、ベッドサイドや手術室などでも使用でき、検査技師と患者双方にとってストレスの少ないX線撮影を実現しています。
軽量化においては、外装部にカーボン素材を採用することにより、業界最軽量(※1)約2.3kgという軽量設計を実現。また、持ち運びやすい形状にすることで、操作時の負荷を軽減しています。さらに、パネル本体の内蔵メモリに撮影画像を保存することも可能で、電波の状況が悪い場合においても、電波状況回復後に画像の転送が再開できます。
画像については、高精細(画素ピッチ125μm(※2))でありながら高感度なX線平面センサーを開発。そのセンサーにヨウ化セシウムの高輝度蛍光体を組み合わせることで、患者の負担を軽減する低X線量の撮影と、診断に適した高画質な画像の提供を実現しています。

  • (※1)業界最軽量
    半切サイズのDR方式ワイヤレスX線デジタル撮影装置において(バッテリーパックを含む)。2018年9月6日時点。(キヤノン調べ)
  • (※2)125μm
    1μm(マイクロメートル):100万分の1メートル

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可搬性と操作性に優れた「CXDI-Wireless」シリーズ

コントロールソフトウエア

#ヘルスケア#イメージング技術#社会貢献#IoT#情報工学

CXDIシリーズでは、専用に開発したコントロールソフトウエアを用いて、撮影の制御、画像処理、撮影画像転送などを行います。ノイズ低減、コントラスト向上、ダイナミックレンジ(※)調整などの画像処理機能を有したソフトウエアを活用することで、診断により最適な画像を提供しています。また、病院情報システムなどとも連携しており、病院内での画像転送や患者情報の共有など、臨床現場におけるよりシームレスなシステム構築をサポートしています。

  • (※)ダイナミックレンジ
    再現できる明暗の幅広さを示す指標

透視撮影

#ヘルスケア#イメージング技術#社会貢献#機械工学#電気工学#物理学

キヤノンは、透視撮影が可能なX線イメージセンサーも開発しています。透視撮影とは、人間の体内の胃や腸などの構造をX線透視下の動画で観察し、撮りたい部位を任意のタイミングで静止画撮影するものです。主に胃部の検診、整形外科での関節の動作確認など、多様なアプリケーションへの応用が広がっています。キヤノンは静止画用X線イメージセンサーで培ってきたデバイス技術の応用と高画質技術により、少ないX線量で診断に適した透視撮影を実現しています。
透視撮影技術を搭載したCXDI製品の特長は、動画による透視撮影と高精細な静止画撮影の両方が1台で行えることです。また、持ち運びが可能な可搬型のモデルもあり、午前中はバリウムを飲んだ被験者の消化器を寝た状態で撮影し、午後は同じ装置を胸部の立位撮影に使用するなど、柔軟で効率的な運用を可能にしています。

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