CANON TECHNOLOGY

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品質技術

キヤノンブランドの信頼の礎となる品質。「ノークレーム・ノートラブル」を品質の基本理念として掲げ、品質の維持・向上をめざしています。品質技術(評価技術、シミュレーション技術、解析技術等)が、日々進化するキヤノン製品を支えています。

2018/12/27技術紹介

キヤノンがめざす品質

それは、お客様の「安全」「安心」「満足」を実現する品質です。
「安全」とは、壊れない、けがをしない、不具合がないといったマイナスの品質がないこと。
「安心」とは、使いやすい、デザインがいい、心地よい、信頼できるといったプラスの品質が充分であること。
そして、良かった、素晴らしい、これからもずっと使いたいといった 「満足」 をお客様にお届けすること。
これが 「キヤノンが提供する商品が備えるべき品質」です。

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最先端の総合測定試験設備

#品質#電気工学#化学#環境配慮

製品のさらなる品質向上のために

キヤノンは、品質評価の拠点である玉川事業所(川崎市)に製品の品質を総合的に評価できる多様な最先端の総合測定試験設備を所有し、超高精度な測定を実施しています。

主な評価・試験内容と試験設備

EMC 試験

  • 不要輻射電波評価:「製品が放射する不要な電波が他製品に影響を与えないか」「雷・TV電波などの影響で製品が誤動作しないか」 などの評価
  • 国内最大規模の電波暗室を所有

電波暗室
シールドルーム

ISO/IEC 17025認定試験所

騒音試験

  • 騒音評価:製品から発せられる様々な騒音レベルを評価
  • 環境ラベル取得に必要な騒音試験が可能
  • 業界最大級の半無響室を所有

半無響室

VOC 評価

  • 製品から放散される化学物質(VOCs、オゾン、粉じん、UFP)に関する安全性の評価
  • 各国/地域の環境ラベル認定取得申請のための試験を実施

専用チャンバー

ISO/IEC 17025認定試験所
ドイツエコラベル申請用試験所

遺伝毒性試験

  • 製品(化成品)、およびその原材料の健康被害(発がん性等)への影響を評価
  • 復帰突然変異試験(微生物を用いた発がん性の評価)
  • 小核試験(培養細胞を用いた発がん性の評価)

全自動コロニーカウンターなど

厚労省認定試験所
化審法 / OECD 「優良試験所基準(GLP)」 適合施設

プラスチック材料の燃焼試験

  • プラスチック材料の難燃性評価

プラスチック燃焼試験室

UL CTDP認定試験所

大型製品の燃焼試験

  • 火災事故などにおける製品のもらい火検証のため、火災現場を想定した燃焼実験を実施
  • プロダクション機器などの大型製品の全焼試験が可能

大型製品燃焼検証室

全社共用設備

また、EMC(※1)試験や騒音試験、プラスチック材料の難燃性試験など、第三者による認定試験を社内で完結でき、セキュリティの確保に加え、試験期間の大幅な短縮を実現しています。

キヤノンは、これら業界最先端の試験設備を駆使したさまざまな測定を実施することで、設計段階から安全性の確認や公的規制への適合性評価、そして安全な部品や材料の選定などを行い、製品のさらなる品質向上に努めています。

  • (※1)EMC(Electro Magnetic Compatibility:電磁両立性)
    機器などの動作を妨害するような電磁妨害波をいかなるものに対しても与えず、かつ、電磁環境の妨害に耐えて満足に機能するための装置あるいはシステムの能力。

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国内最大規模の電波暗室

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大型製品燃焼検証室

化学物質の安全性評価技術

#品質#化学#環境配慮

製品使用時の安全性確保に取り組む

製品使用時に放出されるVOC(※2)、粉じん、オゾン、微粒子などの化学物質は放散化学物質といわれ、放散化学物質に対する安全性の確保は、人体への影響を考慮して、何にもまして優先されるべきことです。
キヤノンは、これら化学物質の測定を2000年から本格的に開始し、国内外で定められている基準と同等、もしくはより厳しい限度を定めたキヤノン独自の基準を設け、安全性確保に取り組んでいます。

たとえば、2005年にISO/IEC 17025とドイツエコラベル申請用試験所の認定を取得し、ケミカルエミッション(化学物質の放出)試験所として業界内でも早くから公正中立な立場で安全性の評価を行い、認定にもとづく測定技術によって、多くのキヤノン製品がドイツのブルーエンジェルなどの環境ラベル(※3)を取得しています。
また、プリンターやオフィス向け複合機を安心してお使いいただけるように、インクやトナーなどの消耗品についても安全性の評価を行っています。
インクやトナーの材料については、発がん性と密接な関係があるといわれる遺伝毒性に関する評価として、微生物を用いる復帰突然変異試験や培養細胞を用いる小核試験(染色体異常を検出し、化学物質による発がん性を予測する試験)を社内で実施しています。
加えて、2014年8月には、水に溶けない不溶性材料についても社内試験での評価が可能になりました。

このような試験を実施するキヤノンの試験所は、経済協力開発機構(OECD)が定める優良試験所基準(以下、GLP)(※4)に準拠するとともに、化学物質の審査、および製造などの規制に関する法律が定めるGLPの適合施設認証を厚生労働省から受け、高い信頼性を確保しています。
なお、キヤノンは、培養細胞を用いる小核試験に関する化審法GLPの適合認証を日本で初めて取得しました。

2017年には新たに先進的な装置を導入し、試験のさらなる効率化を図りました。今後もお客さまの安心・安全を実現するための取り組みを進めていきます。

  • (※2)VOC
    Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物
  • (※3)環境ラベル
    商品が環境に配慮したものであることを示すラベル。ドイツの「ブルーエンジェル」は世界で初めて制定された環境ラベルで、厳格な認定基準をもっています。
  • (※4)優良試験所基準(GLP = Good Laboratory Practice)
    化学物質などの安全性評価試験を行う試験施設における管理、試験実施、報告などについて定められた基準。1981年にOECDのGLP原則が制定され、加盟各国/地域が国内の法規制を整備しています。 化審法のGLP適合認証の継続には、3年ごとに更新手続きが必要とされ、有効期間が切れる前に次の適合確認(査察)を受ける必要があります。

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