04 PEOPLE 露光装置のビジネスを支えるキヤノンの社員たち。 04 PEOPLE 露光装置のビジネスを支えるキヤノンの社員たち。

  • 化学

    藤原 沙璃

    写真:藤原 沙璃
  • 光学

    漆原 宏亮

    写真:漆原 宏亮
  • メカ

    中村 陽子

    写真:中村 陽子
  • ソフト

    朝日 亮吏

    写真:朝日 亮吏
  • 生産

    片山 雄貴

    写真:片山 雄貴
  • 事業企画

    青木 真奈

    写真:青木 真奈
  • 営業

    高野 敦司

    写真:高野 敦司
  • 化学

    半導体機器
    第三PLMセンター

    藤原 沙璃

    写真:藤原 沙璃

    ふとした模様が回路に見えるぐらい、開発に熱心です ふとした模様が回路に見えるぐらい、開発に熱心です

    化学専攻を活かした
    開発がしたくて

    入社時は環境統括部門に配属され、事務系に近い業務をしていました。その後、大学院で専攻していた化学系の知識を活かせる研究開発にチャレンジしたいという思いが強くなり、異動を希望しました。現在はNIL(ニル)(ナノインプリントリソグラフィ)のレジストを塗布するディスペンサの開発に携わっています。NILは従来の露光装置と大きく異なる原理でパターン回路を形成する、まったく新しい最先端の技術です。従来よりも微細な線を形成できるので、情報量も多く書き込めます。これまでの情報社会をより高度で快適なものにする半導体を実現できることが魅力です。

    事業部で唯一の化学系部署です

    NIL装置の開発、さらには半導体機器事業部において、化学系が専門の人がまとまっているのは、私が所属する部署だけです。たとえば材料の変更などで化学の知識は常に求められるので、重宝されています。機械系や電気系の人ともかかわる機会があるので、自身のバックグラウンドも活かしながら新しい知識もどんどん増やして、業務の幅を広げていけることも魅力だと思います。アメリカのキヤノンナノテクノロジーズ社とも協力して開発にあたるのですが、言語や技術的背景の壁を乗り越えて、研究が進歩したときは非常に嬉しいです。

    新しいことへのチャレンジを
    後押ししてくれます

    いまはレジストの吐出部分をメインで担当していますが、前後の工程も勉強させてもらっています。キヤノンには、新しい分野の業務や知識の取得にどんどん挑戦させてもらえる環境が整っています。毎日の生活のなかで、ふとした模様が回路パターンに見えてしまうくらい、研究開発に集中できています。自分のできることを少しずつ増やして、幅広い視点から新しいアイディアを発信できるようになりたいです。

  • 光学

    半導体機器
    第一PLMセンター

    漆原 宏亮

    写真:漆原 宏亮

    いつか天体用レンズを開発できますように いつか天体用レンズを開発できますように

    “世界初”に挑戦できます

    半導体露光装置に搭載する投影レンズの光学設計や、装置を使った露光検討を行っています。キヤノンは最近、四角い基板(角基板)に対応する露光装置を開発しました。最先端パッケージの製造に期待される新装置ですが、従来の円形基板とは異なる新しい技術が必要です。私はその露光検討を担当しました。実験を繰り返すこと数ヵ月。他部署に知見のある人がいると聞けば、垣根を超え、教えを請うこともありました。大変でしたが、“世界初”の1μm対応角基板装置に携わることができました。産みの苦しみは味わいましたが、実験が大好きな私にとってはわくわくする挑戦でした。

    『学び』が、いたるところに

    クライアントと直接やりとりする機会も多く、そこに重要な学びがあります。以前、「わざとぼかした光学像でパターンを形成したい」と言われたことがありました。くっきりとしたパターンが良いと思い込んでいましたが、自分が思ってもみない使われ方があるのだと知りました。また、わからないことがあっても、「それなら○○さんに聞くといいよ。」という人が必ず社内にいます。キヤノンの長い歴史が垣間見える瞬間ですね。技術好きが集まっているので、仕事の合間のちょっとした時間にも技術トークで盛り上がります。雑談の中にも学びがありますね。

    天文に携われる日を夢見ています

    チリに天文台がある、という理由で大学を選んだくらい天文が好きです。天体の撮影もしていました。入社時、天文分野は新人を採用しないと聞き、カメラのセンサー部門に志望を出したのですが、趣味で撮影した天体写真。電波天文台(標高4,800m)から見た天の川。半導体機器事業部に配属されました。辞令を見た瞬間は固まりました(笑)。でも天文の部署は、実は私のいる光学機器事業所の中にあるんです。趣味で撮影した天体写真。電波天文台(標高4,800m)から見た天の川。同じような生産設備や技術を使って光学素子を加工しているので、光学設計を続けていれば、いずれ天文に携わる機会もあるのかな、と淡い期待を抱きながらスキルを磨いています。

  • メカ

    FPD機器
    第四PLMセンター

    中村 陽子

    写真:中村 陽子

    FPD露光装置なんて知りませんでした FPD露光装置なんて知りませんでした

    一戸建てサイズの装置を
    作っています

    FPD露光装置と聞いて、ピンとくる人は少ないと思います。大学で機械工学を専攻していた私も入社前は知りませんでしたから。身近なものでいうと、スマホやテレビなどのディスプレイを生産する装置です。一戸建てくらい大きくて、高さは6mくらいあるんですよ。巨大な装置ですが、露光ステージの位置決めでは数mの距離を数nmの精度で駆動させる必要があります。たとえば東京から神戸の距離をゴルフでホールインワンするような感じ。設計しているときは、大丈夫かなっていうドキドキもあるんですが、それが問題なく納品されたときは、すごく達成感を感じます。

    男女差を感じたことはありません

    設計自体は入社当時から担当してきました。ある程度、自分主導で仕事が行えるようになってきたところが、入社当時との違いですね。また積極的に自分から動くことが推奨されているので、失敗しても周りの方々にとてもフォローして頂いています。安心して業務に取り組めるなというのは感じています。女性社員は少ないんですが、不思議と男女差っていうのを感じたことがないんですよね。男性でも育児休暇を取っている方もいますし、女性だから仕事がしにくいっていうことはありません。

    ものをつくっている、
    という感覚がすごいです

    ものづくりがしたいと考えている方には、FPD露光装置はすごく興味深い分野だと私は思います。デスクワークだけではなく、設計したものがちゃんと稼働するか検討する際も装置の中に入って、体を動かして検討したりもします。また、私が担当する露光光源のユニットだけでも、いろいろな要素を考える必要があります。たとえば、光が当たるので熱膨張や紫外線劣化しやすい環境の中で、光学部材の保持機構や駆動機構を設計するために、冷却や温調、劣化しにくい材料選定などを行います。これ、ものづくりが好きな人は、楽しいと思いますよ。自分がすごく「ものをつくってる」という感覚、私はすごく実感しています。

  • ソフト

    半導体機器
    第二PLMセンター

    朝日 亮吏

    写真:朝日 亮吏

    宇都宮から世界を革新します 宇都宮から世界を革新します

    責任重大な仕事です

    製品や生産現場向けのソリューションソフトを開発しています。装置を組み立てるところからお客様が使い始めるまでの時間を短くするため、人が手作業で行っていた検証・補正を、ソフトウエアで自動化して効率を上げています。新しくできた機能に合わせて、急ピッチで自動調整ソフトを作って、生産段階に間に合わせたこともありました。数時間の作業を数十分に短縮できたのは大きかったですね。生産現場から上がってくる問題だったり、慣習に潜む改善点だったり、解決すべき課題は尽きません。常に時間と戦いまくってます。ナノオーダーの計測器や1/1000秒単位で動く部品を動かし、半導体を正しく作れるかどうかを決めるソフトウエアなので責任は重大。その分やりがいもありますけどね。

    ものづくりはロマンチック

    ICチップにメモリー、センサー。私たちの生活は、半導体なくして成り立たないですよね。そういった社会基盤に自分が関わっているのは面白いと感じます。もっとシェアを拡大して、産業機器分野でもキヤノンの認知度を上げたいなと。もともと科学技術で人類に貢献したいという夢があったので、配属先は希望通りでした。ただ、勤務地が宇都宮という点だけは想定外で……。こうなったら、宇都宮から世界の革新を目指そうかと(笑)。ものづくりって、そういう技術者の思いや夢が「もの」になるんです。それって、超ロマンチックだと思いませんか?

    大切なのは、人とのつながり

    世界中のお客様と直接コミュニケーションする必要がある仕事です。自分だけでは完結しないんです。ひとりでは抱え切れない大きな課題を、みんなで解決していくことが重要で面白いところ。職場のチームワークも重要で、最近は新入社員の歓迎会を、僕が声をかけてオンラインで開催しました。人と人とのつながりは、これからもずっと大切にしていきたいですね。

  • 生産

    光学機器工場

    片山 雄貴

    写真:片山 雄貴

    額に汗かくグローバルエンジニアです 額に汗かくグローバルエンジニアです

    海外で働くフィールドがあるので、
    キヤノンを選びました

    工場でつくられた露光装置を、一度分解して輸送したのちにお客様先での再組み立てを担当しています。製品の納入先は、国内はもちろんヨーロッパやアメリカ、アジア諸国など多岐に渡り、現地で1ヵ月ぐらい滞在したこともあります。英語を使って、海外で仕事をするフィールドがある会社で働きたくてキヤノンを選んだので、その点は僕にぴったりでした。こんなに汗かくのか、って思うときもありますけど(笑)。部品や工具でたまに重いものがあって、意外と重労働な作業も経験しました。

    信頼関係をつくるために、
    小さなコミュニケーションも

    販売から事業管理、開発、製造、そしてお客様、いろんな人の思いがつまって形となった露光装置を、最後に結晶にして届けるのが生産である僕の仕事です。その思いをきちんとつなげて信頼関係をつくるために、積極的にコミュニケーションを取るようにしています。事務的な話だけじゃなくて、あいさつとか、ちょっとした雑談とか。海外の方と対峙したときでも物怖じせずに堂々と。コロナで現地に行けないなかでの海外納入では、現地の勤務時間との時差に合わせて僕たちも出勤できるよう調整し、オンタイムでサポートできるようにしていました。

    ダーツと家族に感謝です

    露光装置は非常に精密なので、衝撃や温度の管理にとても気をつかいます。慣れない土地での細かい作業なので、リフレッシュしたくなるんです。そういう時に僕を助けてくれるのは、ダーツですね。プロ資格を持ったこともありました。海外でも、行く先々でダーツバーに道場破りみたいに乗り込んでいって、現地の人たちと仲良くなったり、ごはんを一緒に食べたり。ダーツに感謝です。そして何より、家族の支えがあってこそ行ける出張だと思います。宇都宮にいるときはせめてもの恩返しにごはんをつくっています。ちゃんとおいしいといいんですけど(笑)。

  • 事業企画

    半導体機器事業部

    青木 真奈

    写真:青木 真奈

    世界情勢が他人事ではなくなりました 世界情勢が他人事ではなくなりました

    半導体露光装置を誇れるまでに

    大学の夏休みには1ヵ月かけて海外をまわっていたくらい、旅行が好きです。いろんな国に行くうちに、日本のものづくりを世界に発信したいと思うようになり、就職先を選びました。配属を聞いたときは「半導体!?」と思いましたよ(笑)。でも、知識ゼロの状態から必死に勉強しています。私以外はほぼ全員理系の職場ですが、質問すると丁寧に教えてもらえて心強いです。今では、露光装置はIoT社会を支える半導体の製造に必要不可欠で、人々の生活に強く関わる重要な役割なのだと誇れるまでになりました。

    新人ですが、
    リーダーを務めています

    メインの仕事はマーケティングです。今は勉強も兼ねて、競合や市場動向をひたすらリサーチしています。定期的に海外の現地法人との会議があるんですが、職場に「やりながら学ぶ」風土があり、2年目ながらヨーロッパとシンガポールのリーダーを任されました。次は何を話し合うべきか、どんな情報を集めてもらうかを毎回設定するのは難しいですが、フォローしてもらいながら進めています。いずれはマーケティングの真髄である「事業戦略の立案」に携わりたいので、どんどんチャレンジして経験を積んで、未来を予測する力を養っていきたいです。

    ニュースを
    よく見るようになりました

    残業もありますが、オンオフを切り替えて公私ともに充実できていると感じます。職業病か、最近、プライベートでもニュースをよく見るようになりました。アメリカの大統領選挙一つとっても、結果次第で市場に顕著に影響が出てくるので。世界情勢が他人事ではなくなりましたね。マーケティングの仕事は、知識欲のある人が向いているように思います。政治・経済はもちろん、興味のなかったことも吸収したいという人。関わる部署も多いので、コミュニケーションが好きだとさらにいいですね。半導体の知識は深くなくてもなんとかなりますよ(笑)。

  • 営業

    Canon Semiconductor
    Equipment Taiwan, Inc.

    高野 敦司

    写真:高野 敦司

    市場の熱量を肌で感じながら、未来をつくっています 市場の熱量を肌で感じながら、未来をつくっています

    仕事の本質は
    日本も台湾も変わりません

    台湾にある半導体デバイスをつくるお客様を相手に、その製造に欠かせない露光装置の営業を担当しています。学生時代から海外で働きたいと考えていて、それが早いうちにかないました。市場環境が目まぐるしく変化する中での業務は忙しいですが、台湾の同僚は非常に明るく、笑い声が絶えない職場です。仕事で煮詰まっていてもおおらかな雰囲気に救われています。ときにうるさいと思うぐらい、にぎやかです(笑)。お客様とのやり取りは言語の壁もありますが、いつもCIP(Communication、Imagination、Preparation)を念頭に臨んでいます。本番を想像して準備し、いかに相手と気持ちを通い合わせられるかが勝負。その本質は日本も台湾も変わらないと思います。

    自分の仕事の、
    世界への影響を実感します

    私たちが扱う露光装置は非常に高精度で、さまざまな技術が結集していて、いまだに勉強の毎日です。知識や経験が増えるにつれ、半導体露光装置が世の中にどのように役立っているのか、自分の仕事が世界に与える影響の大きさを実感することができます。スマホやパソコン、自動車など、日常生活のあらゆる場面で、露光装置が貢献しているからです。お客様と共に時代の先端に関わる仕事をしている事にやりがいを感じていますし、それがこの仕事の醍醐味だと思います。

    一度しかない人生、
    いろんな世界とふれあいたい

    休日は意識的に非日常に身を置こうと思い、台湾の夜市めぐりや、家族や同僚、他社の駐在員とのキャンプに行きます。学生時代から世界の色々な文化や価値観を持つ人々とふれあいたいと考えていました。半導体市場の最前線に立ち、熱量を肌で感じながら世界の人々と仕事ができるのはとても幸せなことだと感じています。半導体露光装置は、未来の新しい技術の実現につながる製品なので、自分の仕事が未来をかたちづくる実感を持てることも、大きな魅力です。今後どの国に行っても、多様な国籍、文化、価値観の違いを理解しながら、ともに成果を出せるビジネスパーソンになるのが目標です。