キヤノンレンズマウントの変遷(動画)
キヤノンは2018年に新しいレンズマウント「RFマウント」を発表した。
これまでキヤノンのカメラを支えてきたレンズマウントは、いくつかの種類がある。歴代マウントの特長と取り付け方がどのように変わってきたのか、その変遷を動画で見てみよう。
キヤノンレンズマウントの変遷(動画)
1946-1964スクリューマウント(標準ねじ式)
レンズ交換式カメラの主流マウント
対応カメラ:IV Sb など
対応レンズ:Serenar 50mm F1.8 II など
キヤノンレンズマウントの変遷(動画)
1959-1963Rマウント
完全自動絞り機構を搭載したスピゴットマウント
対応カメラ:キヤノンフレックス など
対応レンズ:R50mm F1.8(I) など
キヤノンレンズマウントの変遷(動画)
1964-1974FLマウント
TTL絞り込み測光に対応したスピゴットマウント
対応カメラ:FTQL など
対応レンズ:FL50mm F1.8 など
キヤノンレンズマウントの変遷(動画)
1970-1979FDマウント
TTL開放測光に対応、自動露出機構も見据えたスピゴットマウント
対応カメラ:F-1 など
対応レンズ:FD50mm F1.4 S.S.C. など
キヤノンレンズマウントの変遷(動画)
1979-1989New FDマウント
レンズ装着の利便性が向上したマウント
対応カメラ:New F-1 など
対応レンズ:New FD50mm F1.4 など
キヤノンレンズマウントの変遷(動画)
1987-EFマウント
将来のカメラシステムを見据えた世界初の完全電子化マウント
対応カメラ:EOS 650 など
対応レンズ:EF50mm F1.8 など
キヤノンレンズマウントの変遷(動画)
2012-EF-Mマウント
高画質と小型・軽量を実現したミラーレス構造対応のマウント
対応カメラ:EOS Kiss M など
対応レンズ:EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM など
キヤノンレンズマウントの変遷(動画)
2018-RFマウント
レンズ設計の自由度を高め、光学の可能性を広げたマウント
対応カメラ:EOS R など
対応レンズ:RF50mm F1.2 L USM など
キヤノンのレンズマウント
レンズマウントとは、レンズ交換式カメラにレンズを装着する機構である。キヤノンでは、2018年までの間に大きく分けて8種類が作られてきた。
レンズマウントの目的は、単にレンズをカメラに装着固定するだけにとどまらず、レンズとカメラ間の連携を行い、各種機能を実現することである。
キヤノン最初のスクリューマウント(標準ねじ式)では、距離計連動機構に対応。その後、自動絞り機構や自動露出機構、オートフォーカス機構など、時代と共にカメラユーザーの期待にこたえて進化してきた。
最新のRFマウントでは、大きなマウント径とショートバックフォーカス、レンズとカメラ間の通信システムの刷新により、さらなる高画質化と利便性の向上を実現。将来をも見据えたマウントとなっている。
レンズとカメラの進化は、レンズマウントが大きなカギを握っているのである。