- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1973年(昭和48年)4月 |
発売時価格 | 360,000円 |
1965年発売のスクーピック16を全面的に見直し、まったくの新設計により機能アップと合理化を進めたモデル。名称の「M」はMACROを意味し、16mmシネカメラでは世界初となる、レンズ先端より80mmまでの近接撮影を可能にした。
マクロ付きの新レンズは12.5mmから75mmの6倍で、F1.8の12群16枚構成である。より明るく改善されたファインダーは、全面マットでありながらピント合わせを容易にしている。フィルム駆動には新電子ガバナー採用。1コマ撮影から64コマ撮影まで撮影領域を拡大している。また、シャッター開角も170度とし、シャッター効率を上げた。
型式 | マクロ付ズームレンズ組み込みのEE式16mmシネカメラ | |
画面サイズ | 10.26×7.49mm | |
使用フィルム | 16mm幅30.5m(100フィート)フィルム、両孔、片孔、兼用 | |
レンズ | 焦点距離 / 明るさ | 12.5~75mm T2.5(F1.8) (12群16枚構成) |
ズーム比 | 6倍 | |
フォーカシング | 手動式(前玉回転式) 1.1m~∞ | |
マクロ撮影距離 | レンズ前面より80mm-750mm、多点フォーカス撮影可能 | |
ズーミング | 手動式(レバー付) | |
前枠ねじ径 | 72mm | |
ファインダー | 型式 | 一眼レフ式(回転式アイカップ付、アイピースシャッター組み込み) |
距離計 | なし(全面マットのピントグラスによるピント合わせ) | |
視度調節 | -4~+2ジオプター(視度固定リング付) | |
ファインダー内情報 | 絞り数値、メーター指針、高低輝度警告マーク、手動絞り表示マーク | |
EE機構 | 方式 | 高感度CdSおよびマイクロモーターによるサーボ機構組み込みのEE自動絞り方式 |
測光範囲 | ISO640 T2.5 16コマ~ISO20 T22 64コマ (1コマは連動しない) | |
フィルム感度 | 20-640(1/3段ステップ) | |
絞り調節 | 受光部の手動絞りリングにより、T2.5~T22の間で可能 | |
フィルム駆動 | 方式 | 内蔵小型モーターによる電動フィルム給送、特殊電子ガバナーによるフィルム送り制御 |
フィルム装填 | 横蓋開閉式、フィルム先端をガイドに差し込むだけの自動装填方式 (ローディングしないと蓋が閉まらないフールプルーフ機構付) |
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コマスピード | 16、24、32、48、64コマ/秒 および1コマ | |
電源 | 専用のニッケルカドミウム12V電池 充電時間:常温で3.5時間 フィルム駆動および自動絞り回路兼用 ボディ内装填、外部電池の使用可能 |
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撮影本数 | 100フィート×16本(24コマ・常温) | |
フィルムカウンター | 横蓋開閉によりS位置に復帰する順算式、5フィートごとに目盛および一周40コマ(1フィート)のコマ数計 | |
バッテリーチェッカー | 専用ボタン押しミニメーター表示式 | |
シャッター | 開角度 | 170゜ |
ソケット | ケーブルレリーズソケット、外部電源ソケット(リモートコントロールソケット兼用) | |
グリップ | ハンドグリップ固定式、ハンドストラップ付 | |
三脚ねじ穴 | 2種(CU1/4、CU3/8) | |
その他 | フィルムゆるみ巻き込みノブ、アクセサリーシュー、フィルムカッター(フィルム室に内蔵) | |
大きさ(幅×高さ×奥行) | 162×230×287mm | |
質量 | 3,300g |