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- 概要
- 主な仕様
| 発売年月 | 1975年(昭和50年)3月 |
| 発売時価格 | 72,000円 |
コダック社が1971年に発表した「XLシステム」は、カメラ機構の一部を改良してフィルム面に到達する光量を多くするとともに、高感度フィルムを使用することで微光量下での撮影を可能とした。XLはExistingLightの略である。キヤノンでは、新機構で低騒音の実効220度の開角度を持つシャッターのXLシステムとともに、開放でも高性能なXLとしては最高と言われるF1.2の5倍ズームレンズを開発した。
ワイドマクロによりレンズ前面5センチまでの撮影が可能で、ファインダーもより明るく高精度に改良。外観デザインも今までのメタリックなイメージからの転換を図り、黒を基調とした。レンズ先端には折りたたみ可能なラバーフードが取り付けられた。以後、キヤノンの8mmシネカメラは全てXLとなる。
| 型式 | スーパー8方式 8ミリシネカメラ | |
| 画面サイズ | 4.2×5.7mm (映写画面 4×5.4mm) | |
| 使用フィルム | スーパー8 カートリッジフィルム | |
| レンズ | 焦点距離 / 明るさ | 9.5~47.5mm F1.2 (12群17枚構成/内稀元素ガラス11枚) スペクトラコーティング ラバーフード組み込み |
| ズーム比 | 5倍 | |
| フォーカシング | 手動(前玉回転式) 1.2m~∞ | |
| マクロ撮影機構 | ズーミングリングをワイド端で更に回してマクロ範囲に切り換える、撮影距離はレンズ先端より50mm、画界38.6×53.1mm | |
| ズーミング | 電動ズーム(約6~10秒)およびズーミングリングによる手動 回転角約120゜ | |
| フィルターねじ径 | 48mm | |
| ファインダー | 型式 | 一眼レフ式(アイカップ付き) |
| 距離計 | スプリットイメージ式距離計 | |
| 視度調節 | -4~+2ジオプター | |
| ファインダー内情報 | 絞り数値、高低輝度警告マーク | |
| EE機構 | 方式 | CdS使用TTL測光方式のEE、使用フィルムとコマスピードに連動する自動絞り機構 |
| 測光範囲 | ISO250 F1.2 9コマ~ISO25 F45 スローモーション(36コマ) | |
| フィルム感度 | カートリッジによる自動セット 人工光用 : ISO25、40、64、100、160、250 昼光用 : ISO16、25、40、64、100、160 |
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| CCAフィルター | 人工光用フィルムを昼光下で使用するためのカラーコンバージョンA(CCA)フィルターを内蔵、デイライトカートリッジ(昼光用)による自動解除および外部除去可能 | |
| 絞りの手動調節 | EE-手動切り換えリングにより任意の絞りで撮影可能および絞り切りによるフェードイン、フェードアウト撮影可能 | |
| フィルム駆動 | 方式 | 高性能マイクロモーターによる電動フィルム給送 |
| コマスピード | 9、18コマ/秒、スローモーション(約36コマ/秒)および1コマ | |
| 電源 | 単3乾電池4本使用、グリップ内に収納、駆動、電動ズーミングおよび測光兼用 | |
| 撮影本数 | 常温で約10本 (1コマ撮影は約1本) | |
| フィルムカウンター | カートリッジ着脱に連動する自動復帰順算式 | |
| バッテリーチェッカー | 専用ボタン押しミニメーター表示式 | |
| シャッター | 開角度 | 220゜ |
| ソケット | リモコン用、1コマ用ソケット兼用 | |
| 切替スイッチ | 安全スイッチ兼ランニングロックおよび1コマ撮影の切り換え用 | |
| 安全装置 | EE警告、フィルム送り確認窓など撮影のミス防止用 | |
| リモートコントロール | リモートスイッチ60およびリモートスイッチ3により可能 | |
| グリップ | 折りたたみ式 電池収納室兼用 | |
| 大きさ(幅×高さ×奥行) | 79×118.5×255mm | |
| 質量 | 1,275g(本体のみ)、1,350g(電池含む) | |
