- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1975年(昭和50年)10月 |
発売時価格 | 57,500円 |
スーパー8の標準モデルを基本構造から見直し、スリムコンパクトという設計方針のもとに開発された。
5倍F1.4のズームレンズは、11群13枚の新タイプズームで高性能と小型化の両立が達成された。また、マクロ撮影はテレ・ワイド両端での使用を可能としている。カメラ本体にセットして10秒後に、10秒間の撮影を可能とするセルフタイマー機構を搭載。電源は単三電池2本のみでカメラ上部に収納、カメラ底面に収まるコンパクトな折りたたみグリップなどレイアウトを見直すことで、横幅39mmのスリムボディを実現。プラスチック材料を活用した電池込みで620gという軽量でありながら、黒を基調とした高品位なモデルであった。
ユニークな付属品として、レンズをワイド端にセットする事で超広角撮影を可能とするワイドアタッチメントレンズが用意された。
型式 | スーパー8方式 8ミリシネカメラ | |
画面サイズ | 4.2×5.7mm (映写画面 4×5.4mm) | |
使用フィルム | スーパー8 カートリッジフィルム | |
レンズ | 焦点距離 / 明るさ | 9~45mm F1.4 (11群13枚構成) スペクトラコーティング |
ズーム比 | 5倍 | |
フォーカシング | 手動(前玉回転式) 1.2m~∞ | |
マクロ撮影機構 | マクロセットレバーの切り換えによる近接撮影機構、広角、望遠マクロ切り換え可能 | |
(広角マクロ) 距離目盛を∞にしたとき、フィルム位置マークから約227mmまで近接可能 画界は約74×102mm |
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(望遠マクロ) 距離目盛を∞にしたとき、フィルム位置マークから約600mmまで近接可能 画界は約44×61mm |
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ズーミング | フィルム駆動に連動した電動ズーム(約8秒/18コマ)およびズーミングリングによる手動 回転角約115゜ | |
フィルターねじ径 | 43mm | |
ファインダー | 型式 | 一眼レフ式(アイカップ付き) |
距離計 | スプリットイメージ式距離計 | |
視度調節 | -4~+2ジオプター | |
ファインダー内情報 | 絞り数値、高低輝度警告マーク、フィルム給送確認マーク、バッテリーチェックランプ | |
EE機構 | 方式 | CdS使用TTL測光方式のEE、使用フィルムとコマスピードに連動する自動絞り機構 |
測光範囲 | ISO250 F1.4 9コマ~ISO25 F32 18コマ、1コマに連動 | |
フィルム感度 | カートリッジによる自動セット 人工光用:ISO40 160 250 昼光用:ISO25 100 160 |
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CCAフィルター | CCAフィルター内蔵、手動切り換え可能、デイライトフィルムカートリッジによる自動解除 | |
絞りの手動調節 | EE絞りロックレバーにより、そのときの絞り値を固定 | |
フィルム駆動 | 方式 | 高性能マイクロモーターによる電動フィルム給送 |
コマスピード | 9、18コマ/秒、および1コマ | |
電源 | 単3乾電池 2本使用、定電圧回路組み込み、フィルム駆動、電動ズーミングおよび測光兼用 | |
撮影本数 | 常温で約5本 (1コマ撮影は約1本) | |
フィルムカウンター | カートリッジ着脱に連動する自動復帰順算式 | |
バッテリーチェッカー | ファインダー内発光ダイオード確認方式 | |
シャッター | 開角度 | 220゜ |
セルフタイマー | セルフタイマーチャージ後、中央のスタートボタンにより始動約10秒後に約10秒間撮影 | |
ソケット | レリーズ用ソケット | |
切替スイッチ | OFF ON および1コマ兼用 | |
安全装置 | 電源スイッチ、フィルム給送確認マーク、バッテリーチェックランプ、セルフタイマーロックボタン、露出警告など | |
リモートコントロール | 不可 | |
グリップ | 折りたたみ式 | |
大きさ(幅×高さ×奥行) | 39×112×190.5mm | |
質量 | 585g(本体のみ)、620g(電池含む) |