シネカメラ

8mmシネカメラ

814XL エレクトロニク

814XL Electronic

814XL Electronic

  • 日本名称
  • 北米名称
  • 欧州名称 / アジア名称 / オセアニア名称
  • 概要
  • 主な仕様
発売年月 1977年(昭和52年)3月
発売時価格 95,000円

発売以来5年間、好評をえてきたオートズーム814エレクトロニックを母体とし、XL化と、ダブル方式の同期録音機能(フィルムと音声テープ)を追加して、より多くの8mm愛好者の要望に応えて開発された高級機である。XL撮影用の220度、通常撮影用の150度およびフェーディング用の連続可変と3通りに使い分けできる独自のシャッター開角機構を搭載。レンズは、814エレクトロニックのものの一部を改良し性能アップ、絞りも一段の小絞りを可能にした。暗いところまで撮影領域を広げたXLカメラのファインダーとしてより明るく高精度なものに改良がはかられ、814エレクトロニックに比べ明るさで2倍、スプリットイメージでの測距精度も2倍以上に向上させている。また、1コマ1パルスの信号を発生させテープレコーダーと同期させる同録用ソケットが本体に設けられた。ここにオプションの「シンクコントローラー」を取り付けテープレコーダーと連動することにより、画像と音声の同期が可能となった。

型式 スーパー8方式8ミリシネカメラ
画面サイズ 4.2×5.7mm (映写画面 4×5.4mm)
使用フィルム スーパー8 カートリッジフィルム(サイレント)
レンズ 焦点距離 / 明るさ 7.5~60mm F1.4 (13群18枚構成/内稀元素ガラス11枚) スペクトラコーティング ラバーフード組み込み
ズーム比 8倍
フォーカシング 手動(前玉回転式) 1.2m~∞
マクロ撮影機構 広角端でズーミングノブの切り換えによる近接撮影機構、距離目盛∞のときフィルム位置マークからの撮影距離165mm(レンズ先端から23mm)、画界33×45mm
ズーミング 電動ズーム(約5秒)およびズーミングリングによる手動 回転角約121゜30′
フィルターねじ径 58mm
ファインダー 型式 一眼レフ式(アイカップ付き)
距離計 スプリットイメージ式距離計
視度調節 -4~+2ジオプター
ファインダー内情報 絞り数値、高低輝度警告マーク、フィルム給送ランプ、フィルム終了予告ランプ
EE機構 方式 CdS使用TTL測光方式のEE、使用フィルムとコマスピードに連動する自動絞り機構
測光範囲 ISO400 F1.4 9コマ シャッター開角220゜CCAフィルターなし~ISO16 F45 スローモーション(36コマ) 開角150゜ CCAフィルターあり
フィルム感度 カートリッジによる自動セット 
人工光用 : ISO25、40、64、100、160、250、400
昼光用 : ISO16、25、40、64、100、160、250
CCAフィルター デイライトタイプカートリッジ装着による自動除去およびCCAフィルター切り換えねじまたはライティングユニット取り付けによる除去
露出補正 0.5段および1.5段の2段階補正
絞りの手動調節 切り換えリングにより任意の絞り値設定可能
フィルム駆動 方式 高性能マイクロモーターによる電動フィルム給送
コマスピード 9、18コマ/秒、スローモーション(約36コマ/秒)および1コマ
電源 単3乾電池 4本使用、グリップ内に収納、フィルム駆動、ズーミングおよび測光兼用
撮影本数 常温で約10本 (1コマ撮影は約1本)
フィルムカウンター カートリッジ着脱に連動する自動復帰順算式
バッテリーチェッカー ボタン押しランプ(赤LED)表示式
シャッター 開角度 XL用220゜(実効値)、通常用150゜~0゜(全閉)、150゜~0゜は連続可変によりフェーディング可能 (220゜および150゜位置では露出自動補正)
フラッシュ同調 開角ダイヤル220゜、150゜位置で可能、1コマ撮影用
レリーズ機構 マグネットレリーズ方式
ソケット リモコン用(1コマ用ソケット兼用)、 同時録音用8ピンソケット
切替スイッチ 安全スイッチ兼ランニングロックおよび1コマ撮影の切り換え用
リモートコントロール リモートスイッチ60およびリモートスイッチ3により可能
同時録音方式 パルス信号によるダブル式、専用ソケット(8ピン)あり 専用のシンクコントローラーおよびステレオテープレコーダーの併用により、1コマ1パルス方式で同時録音可能
グリップ 折りたたみ式 電池収納室兼用
その他 ライティングユニットの取り付けは三脚ねじ式、CCAフィルター切り換えねじ穴兼用
大きさ(幅×高さ×奥行) 92.5×118×265mm
質量 1,450g(本体のみ)、1,520g(電池含む)