- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1980年(昭和55年)3月 |
発売時価格 | 125,000円 |
1976年のフォトキナで、ハネウエル社のビジトロニクAFモジュールを使ったAF試作機が発表され、翌年に商品化されたジャスピンコニカが大ヒットしたことで、8mmシネカメラにおいてもAFの検討が各社始まった。
このモデルは、1976年に発売された514XL-Sのレンズ上部にSST(SolidStateTriangulation)ブロックとレンズ駆動メカを載せたタイプである。SST方式は他社のビジトロモジュールを使ったものよりコンパクト化が可能、AF検出部に可動部が無いため静かで、高性能そして低消費電力というすぐれたものであった。
型式 | サウンドおよびサイレント兼用型スーパー8方式8ミリシネカメラ | |
画面サイズ | 4.2×5.7mm (映写画面 4×5.4mm) | |
使用フィルム | スーパー8 カートリッジフィルム(サウンド、サイレント) | |
レンズ | 焦点距離 / 明るさ | 9mm~45mm F1.4 (11群13枚構成) スペクトラコーティング ラバーフード組み込み |
ズーム比 | 5倍 | |
フォーカシング | 前玉回転式 オートフォーカスおよび手動 1.2m~∞ | |
マクロ撮影機構 | 広角端でマクロセットレバーの切り換えによる近接撮影機構、距離目盛を∞にしたとき、フィルム位置マークからの撮影距離および画界は、230mm 74×102mm | |
ズーミング | フィルム駆動に連動した電動ズーム(約8秒)およびズーミングレバーによる手動調節 | |
フィルターねじ径 | 52mm | |
ファインダー | 型式 | 一眼レフ式(アイカップ組み込み) |
距離計 | なし(オートフォーカス範囲マークあり) | |
視度調節 | -4~+2ジオプター | |
ファインダー内情報 | フォーカスフレーム、絞り数値、露出警告マーク、フィルム給送確認、バッテリーチェッカー兼フィルム終了予告ランプ、録音レベル表示ランプ | |
AF機構 | 方式 | パッシブSST(Solid State Triangulation)方式 |
モード | N(ノーマルオートフォーカス),L(フォーカスロック),M(マニュアルフォーカス) | |
インスタントフォーカスロック | Nモード:インスタントフォーカスロックボタンを押している間フォーカスロック Lモード:ボタンを押すたびに1回オートフォーカスが作動 |
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AE機構 | 方式 | CdS使用TTL測光方式のAE、フィルム感度とコマスピードに連動する自動絞り機構 |
測光範囲 | ISO250 F1.4 18コマ~ISO25 F32 24コマ | |
フィルム感度 | カートリッジによる自動セット 人工光用:ISO40 160 250 昼光用:ISO25 100 160 |
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CCAフィルター | CCAフィルター内蔵、手動切り換え可能、デイライトフィルムカートリッジによる自動解除 | |
絞りの手動調節 | EE絞りロックレバーにより測光値を固定、露出補正用 | |
フィルム駆動 | 方式 | 高性能DCマイクロモーター駆動 |
コマスピード | 18, 24コマ/秒、1コマ(サイレントカートリッジのみ) | |
フィルムカウンター | フィルムカートリッジ着脱連動、自動復帰順算式 | |
フィルム終了予告 | フィルム終了約2ft前にランプ点灯、ファインダー内で確認 | |
シャッター | 開角度 | 220゜ |
レリーズ機構 | マグネットレリーズ方式 | |
録音機能 | 方式 | スーパー8サウンドカートリッジ使用の磁気録音方式(キャプスタンドライブによる連続フィルム給送) |
マイク入力 | φ3.5ミニジャック、入力インピーダンス約3Kオーム 最小入力感度 -80dB(0dB=1V) | |
付属マイク | インピーダンス500オーム ダイナミックマイク 感度 -78dB(0dB=1V/μbar 1KHz) | |
AUX入力 | φ3.5ミニジャック、入力インピーダンス約100Kオーム以上 最小入力感度 -20dB(0dB=1V) | |
ミキシング | マイク入力とAUX入力のミキシング可能 | |
入力モニター | イヤホンおよびファインダー内レベル表示ランプによる | |
録音レベル調整 | 自動音量調整回路(ALC)内蔵、オート、ローレベル2ポジション ロック付き | |
サウンドフェーダー | 音量調整ダイヤルによる手動フェーダー可能 | |
音質調整 | ソフト、クリヤ切り換え | |
イヤホン出力 | 適合イヤホンインピーダンス 8オーム | |
リモートコントロール | φ2.5ミニジャック リモコンスイッチあるいはマイクのリモートスイッチにより可能 | |
電源 | 単3乾電池6本をグリップ内に収納、フィルム給送、測光、ズーミングおよび録音兼用、外部電源使用可能(DC9V専用) | |
撮影本数 | 約5本(18コマ/秒、常温)、1コマでは1本 | |
バッテリーチェック | 押しボタンによるランプ(LED)点灯式、ファインダー内で確認 | |
メインスイッチ | OFF, R, RL,1コマ 通電警告赤マークあり | |
グリップ | 折りたたみ式 電池室兼用 | |
その他 | 外部駆動表示(赤LED)、アクセサリーシュー(ブームマイク取り付け専用)、専用外部電源端子 | |
大きさ(幅×高さ×奥行) | 64×136×234mm | |
質量 | 1,550g(本体のみ)、1,660g(電池含む) |