- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1982年(昭和57年)9月 |
発売時価格 | 61,300円 |
8mmシネカメラの存続をかけ、超小型で軽量を狙って開発されたモデル。近赤外光投射型の1ショットAFとしてピントを合わせ、その後に撮影を開始するという、1つのアクチュエーターでフィルム送りとAFを行う方式が考えられた。レンズは、1975年の発売以来ロングセラーの310XLの光学系を使用し、鏡筒構造はAF対応に改造設計された。
デザインは、ダークグレーとシルバーメタリックの2トーンカラーを基調としてカメラ全体を外カバーでおおい、レンズ上下にAF窓を配置、前方に折りたたみのグリップを設けた従来にない斬新なものであった。そして、590gという、発売当時世界最軽量を実現させた。
型式 | スーパー8方式8ミリシネカメラ | |
画面サイズ | 4.2×5.7mm (映写画面 4×5.4mm) | |
使用フィルム | スーパー8 カートリッジフィルム(サイレント) | |
レンズ | 焦点距離 / 明るさ | 8.5mm~25.5mm F1.0 (11群13枚構成) スペクトラコーティング |
ズーム比 | 3倍 | |
フォーカシング | 前玉直進式 オートフォーカス 1.2m~∞ (手動フォーカス不可) | |
マクロ撮影機構 | なし | |
ズーミング | フィルム駆動に連動した電動ズーム(約7秒)およびズーミングレバーによる手動調節 | |
フィルターねじ径 | 43mm | |
ファインダー | 型式 | 一眼レフ式(アイカップ組み込み) |
距離計 | なし(オートフォーカス範囲マークもなし) | |
視度調節 | 不可(-1.25ジオプター固定) | |
ファインダー内情報 | 露出アンダー警告マーク兼バッテリーチェックランプ、フィルム給送確認 | |
AF機構 | 方式 | 近赤外発光ダイオード(I-RED)使用アクティブオートフォーカス方式 |
モード | ワンショット・メモリーフォーカス | |
AE機構 | 方式 | CdS使用TTL測光方式のAE、フィルム感度とコマスピードに連動する自動絞り機構 |
測光範囲 | ISO160 F1.0 18コマ~ISO25 F45 18コマ | |
フィルム感度 | カートリッジによる自動セット 人工光用:ISO40、160 昼光用:ISO25、100 |
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CCAフィルター | CCAフィルター内蔵、専用ダイヤル操作手動切り換え式 | |
絞りの手動調節 | 不可 | |
フィルム駆動 | 方式 | 高性能DCマイクロモーター駆動 |
コマスピード | 18コマ/秒 | |
フィルムカウンター | フィルムカートリッジ着脱連動、自動復帰順算式 | |
フィルム終了予告 | なし (終了はファインダー内給送マーク停止で確認) | |
シャッター | 開角度 | 217゜ |
レリーズ機構 | メカニカルレリーズ方式 | |
リモートコントロール | 不可 | |
電源 | 単3乾電池3本をグリップ内に収納、フィルム給送、測光、ズーミング | |
撮影本数 | 約5本(18コマ/秒、常温) | |
バッテリーチェック | メインスイッチBC位置セット、ファインダー内ランプ(LED)点灯で確認 | |
メインスイッチ | OFF, ON, BATTERY CHECK | |
グリップ | 折りたたみ式 電池室兼用 | |
大きさ(幅×高さ×奥行) | 47×114.5×179.5mm | |
質量 | 590g(本体のみ)、650g(電池含む) |