- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1984年(昭和59年)4月 |
発売時価格 | 199,800円(ケース別売) |
独自に自社開発・生産を行ったカラービデオカメラで、本体の小型・軽量化をはかりながら高画質を追及したモデル。フィンガーレスト付サイドグリップの採用、誤動作を無くす為の操作系の最適形状と配置など、人間工学に基づく理想のフォルムを追求した高い操作性も実現している。
近赤外光を撮影レンズを通して被写体に向け投光し、その反射光を検知して測距すると共に、被写体との距離が変化しても、レンズ光軸と測距位置がつねに一定している(パララックスレス)独自のアクティブTTL・AF方式を採用、明るさやコントラストに影響されない高精度の自動ピント合わせを実現した。
明るさF1.2という大口径を持ちながら、コンパクトサイズにまとめた6倍パワーズームレンズを採用。設計段階にコンピュータシミュレーションを積極的 に導入し、大口径、高倍率を実現するとともに、高コントラストのすぐれた像描写性能と、レンズの先端から4ミリまで近づいて撮影できるマクロ機構を備えるほか、焦点距離範囲を望遠側に1.4倍広げるテレコンバーターも用意され、幅広い撮影領域を高画質でカバーすることができる。
撮像管には、色変調周波数を3.9MHzに高めた1/2型ハイバンドサチコン管を使用している。この撮像管は、すぐれた色再現性を持つと同時に、低残像で鮮明な高画質映像が得られる特性を備えている。
録画中・露出レベル・ホワイトバランス・逆光補正・ズームスピードなどのカメラ側作動状態をはじめ、VTR側のバッテリー警告を含む各種情報がファインダー内に分かりやすい文字で集中表示される。
また、タイトルあるいはストップウォッチ表示を画面に移しこめるスーパーインポーズ機能、専用フィルター内蔵によりどんな場所でもワンタッチ調整ができるオートホワイトバランス機能、さらに離れた場所からカメラのズーミングと撮影スタート・ストップができるリモコン機能など、誰もが簡単に高度なテクニックを使用できる豊富な機能とすぐれた操作性を備えている。
映像出力信号 | 1.0Vp-p/75オーム |
標準被写体照度 | 900ルクス |
最低被写体照度 | 20ルクス |
色温度切替 | 太陽光、タングステン光の2段式 オートホワイトバランス調整付 |
水平解像度 | 270本(中心部) |
S/N | 45dB以上 |
撮影レンズ | 8.5~51mm F1.2 6倍ズームレンズ 最短撮影距離1.0m ワイドマクロ機構付 フィルター径46mm |
ファインダー | 1型白黒CRT使用の電子ビューファインダー |
内蔵マイクロホン | 無指向性エレクトレットコンデンサーマイク 外部マイク取付可能 |
電源 | DC12V 5.9W(VTRより供給) |
大きさ (幅×高さ×奥行) |
135×146×250mm (電子ビューファインダー収納時) |
質量 | 約1,500g(カメラケーブル除く) |