- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1998年(平成10年)12月 |
発売時価格 | 3,600,000円 |
1995年発売のEOS DCS1の後継機。画像品質を最重要視する商品撮影や広告、アート分野などを対象としたプロ用デジタルカメラの最上位機。カメラ部とデジタル部の一体感を高め、携帯性、機動性に優れたコンパクトなボディを実現するとともに、新開発の600万画素CCDの搭載により色再現性の大幅な向上を図り、ワンショット方式を採用したフィールドタイプのデジタルカメラとしては、発売当時世界最高クラスの画質を実現。モード設定やダイアル操作等EOS-1Nの操作性を継承するとともに、交換レンズも豊富なラインナップを誇るEFレンズ群が全て使用出来るなど、EOSユーザーがそのままの感覚で簡単にデジタルカメラに移行出来るように配慮されている。撮影後直ぐに画像が確認出来るようボディ背面に1.8型カラー液晶モニターを装備。最高秒間1コマ、連続最大3コマの連写機能、EOS用スピードライトEXシリーズと連動し、より自然なストロボ光による撮影表現を可能にしたE-TTL自動調光システムへの対応。PCMCIA Type IIのカードスロットを2連装備(Type IIIx1としても使用可能)。次世代インターフェース規格のIEEE1394を採用し撮影画像の高速転送可能。
型式 | AF一眼レフ・デジタルカメラ。36bitフルカラー(RGB各色12bit)。ワンショットタイプ。 撮像素子サイズ=18.4 x 27.6mm、正方600万画素CCD(有効画素数=水平3040x垂直2008画素、アスペクト比=2:3) 最大連写可能コマ数:3コマ。スピード:約1コマ/秒(1/250秒以上のシャッタースピードの場合)。 |
使用レンズ | キヤノンEFレンズ群(表記焦点距離に対して約1.3倍の焦点距離になる) |
マウント | EFマウント |
AF方式 | TTL位相差検出(ズレ検出)。 AFモード=ワンショットAF,動体予測・AIサーボAF,マニュアル。 AFセンサーにはクロス タイプBASIS使用。AF測距輝度範囲=EV 0〜18。 |
シャッタースピード | 1/8000秒〜30秒、B.X=1/250秒(最高同調速度)。 |
ファインダー | フルフレーム式一眼レフタイプ。視野率=上下97%、左右97%、倍率0.83倍。アイポイント20mm。 ニューレーザーマット交換スクリーン8種類。視度補正内蔵。 |
測光・露出制御 | 測光・露出制御=12分割SPCおよびBASIS 使用のTTL開放測光。 12部分割評価測光(CFにて中央部重点平均測光可能)、部分測光、 ファインスポット測光(CFにて測距点連動スポット測光可能)。 測光範囲:(ISO100)評価・部分測光時=EV 0〜20,ファインスポット時=EV 3〜20。 露出補正=±3EV。 感度=ISO80〜200相当。 E-TTL(キヤノンEXシリーズ ストロボとの組み合わせで可能),A-TTL,TTL自動調光ストロボAE,マニュアル露出。 |
ホワイトバランス | プリセット5種類(Auto, Daylight, Tungsten, Fluorescent, Flash)、カスタム。 |
記録メディア | PCMCIA-ATA規格準拠Type I,II,IIIのPCカード。 |
記録画像ファイル フォーマット |
TIFF(Lossless圧縮Raw Data) |
画像ファイル サイズ | PCカード記録時=約6MB,取込み時=約18MB(8bit処理時)または36MB(12bit処理時)。 記録可能枚数=約50コマ(340MB PCカード使用時で概算)。 音声録音=内蔵マイクにより任意コマに録音可能 |
インターフェース | IEEE1394、PCMCIA Type IIx2。ドライバーソフト=Macintosh用Photoshop Plug-in,IBM PC/AT互換機用TWAIN Driver付属。 |
内蔵カラー モニター | 1.8型カラーLCD(画像確認、ヒストグラム表示、露出オーバー警告、他各種表示) |
赤外カット ローパス フィルター |
内蔵、ユーザーによる着脱可能。 |
電源 | 交換式Ni-Cd充電池(フル充電時約100コマ撮影可能)、 ACアダプターによるAC駆動(Ni-Cd充電器はACおよびカーバッテリー アダプターによる駆動可能)、 AC電源条件=95〜250V/47〜63Hz。 |
大きさと質量 | 161 x 174 x 92mm/1650g(電池別) |