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- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 2009年(平成21年)12月 |
発売時価格 | オープン価格 |
“EOS-1D Mark IV”は、基本性能を大きく向上させながら、これまで寄せられたプロユーザーからの要望にきめ細かく対応することで、画質やAF性能における信頼性を大幅に高めたプロ用デジタル一眼レフカメラのフラッグシップモデルである。
新たに開発した約1610万画素のCMOSセンサー(APS-Hサイズ)と、高性能映像エンジンDIGIC 4を2個装備したデュアル DIGIC 4により、常用設定できるISO感度※を100~12800まで拡大しており、全域でノイズの少ない美しい画質を実現している。さらに、感度拡張機能によりISO50~102400まで設定することが可能である。低感度側は明るい野外でのポートレート撮影や大型ストロボを使ったスタジオ撮影などに、高感度側は屋内スポーツやナイトゲーム、夜間の取材現場撮影などに威力を発揮する。
F2.8対応のクロス測距センサーを39点に配置した総測距点数45点の新開発AFセンサーを搭載することで、被写体の捕捉率とピント合わせの精度を大幅に向上させている。さらに、新アルゴリズム「AIサーボAF II」の採用により、AFの動体に対する安定性と応答性の両立を実現している。
※ ISO感度は推奨露光指数。
[型式] | |
型式 | デジタル一眼レフレックスAF・AEカメラ |
記録媒体 | CFカード(タイプI、II準拠、UDMA対応)、SDメモリーカード、SDHCメモリーカード *ワイヤレスファイルトランスミッターWFT-E2 II B、WFT-E2(ファームウェア Ver.2.0.0以上)装着時、USB外部メディアに記録可能 |
撮像画面サイズ | 27.9×18.6mm |
使用レンズ | キヤノンEFレンズ群(EF-Sレンズを除く) (有効撮影画角は、レンズ表記焦点距離の約1.3倍に相当) |
レンズマウント | キヤノンEFマウント |
[撮像素子] | |
形式 | CMOSセンサー |
カメラ部有効画素 | 約1610万画素 |
アスペクト比 | 3:2 |
ダスト除去機能 | 自動/手動/ダストデリートデータ付加 |
[記録形式] | |
記録フォーマット | DCF 2.0 |
画像タイプ | JPEG、RAW(14bit、キヤノン独自) RAW+JPEG同時記録可能 |
記録画素数 | ラージ :約1600万(4896×3264)画素 ミドル1 :約1240万(4320×2880)画素 ミドル2 :約840万(3552×2368)画素 スモール :約400万(2448×1632)画素 RAW :約1600万(4896×3264)画素 M-RAW :約900万(3672×2448)画素 S-RAW :約400万(2448×1632)画素 |
記録機能 | 標準、自動切り換え、振り分け、同一書き込み |
フォルダ作成/選択 | 可能 |
ファイル名 | カメラ固有設定、ユーザー設定1、ユーザー設定2 |
画像番号 | 通し番号、オートリセット、強制リセット |
[画像処理] | |
ピクチャースタイル | スタンダード、ポートレート、風景、ニュートラル、忠実設定、モノクロ、ユーザー設定1~3 |
ホワイトバランス | オート、プリセット(太陽光、日陰、くもり、白熱電球、白色蛍光灯、ストロボ)、 マニュアル(5件)、色温度指定(2500~10000K)、カスタムホワイトバランス(5件) ホワイトバランス補正、ホワイトバランスブラケティング可能 *色温度情報通信対応 |
ノイズ低減 | 長秒時露光、高感度撮影に対応 |
画像の明るさ自動補正 | オートライティングオプティマイザ機能により対応 |
高輝度側・階調優先 | 可能 |
レンズ周辺光量補正 | 可能 |
[ファインダー] | |
方式 | ペンタプリズム使用、アイレベル式 |
視野率 | 上下/左右とも約100% |
倍率 | 約0.76倍(50mmレンズ・∞・-1m-1) |
アイポイント | 約20mm(-1m-1時/接眼レンズ中心から) |
視度調整範囲 | -3.0~+1.0m-1 (dpt) |
アイピースシャッター | 内蔵 |
フォーカシングスクリーン | Ec-C IV標準装備、交換可能 |
ミラー | クイックリターン式 |
被写界深度確認 | 可能 |
[オートフォーカス] | |
方式 | TTL 二次結像位相差検出方式 |
測距点 | 45点(39点:クロス測距点+6点) |
輝度範囲 | EV-1~18(常温・ISO100) |
フォーカスモード | ワンショットAF、AIサーボAF、手動(MF) |
AF 補助光 | EOS用外部ストロボのAF補助光による |
AF微調整 | AFマイクロアジャストメントにより対応 |
[露出制御] | |
測光方式 | 63分割TTL開放測光 ・評価測光(すべてのAFフレームに対応) ・部分測光(中央部・ファインダー画面の約13.5%) ・スポット測光(中央部・ファインダー画面の約3.8%) ・中央部重点平均測光 |
測光範囲 | EV0~20(常温・EF50mm F1.4 USM使用・ISO100) |
露出制御方式 | プログラムAE、シャッター優先AE、絞り優先AE、マニュアル露出、バルブ |
ISO感度(推奨露光指数) | 自動設定(ISOAuto)、ISO100~12800任意設定(1/3、 1段ステップ)、およびL(ISO50相当)、H1(ISO25600相当)、H2(ISO51200相当)、H3(ISO102400相当)の感度拡張が可能 |
露出補正 | 手動、AEB(手動露出補正との併用可能) 補正量:1/3、1/2段ステップ±3段 |
AEロック | 自動:ワンショットAF・評価測光時、合焦と同時にAEロック 手動:AEロックボタン押しによる |
露出基準微調整 | AEマイクロアジャストメントにより対応 |
[シャッター] | |
形式 | 電子制御式、フォーカルプレーンシャッター |
シャッター速度 | 1/8000~30秒、バルブ(すべての撮影モードを合わせて) X=1/300秒(EOS用外部ストロボ使用時) |
[ドライブ関係] | |
ドライブモード | 1枚撮影、高速連続撮影、低速連続撮影、セルフタイマー10秒、 セルフタイマー2秒、サイレント1枚撮影 |
連続撮影速度 | 最高約10コマ/秒 |
連続撮影可能枚数 | JPEGラージ:約85枚(約121枚) RAW:約26枚(約28枚) RAW+ JPEGラージ:約20枚(約20枚) *当社試験基準4GBカードを使用し、当社試験基準(高速連続撮影、JPEG画質:8、ISO100、ピクチャースタイル:スタンダード)で測定 |
[外部ストロボ] | |
対応ストロボ | EXシリーズスピードライト(カメラ側操作で機能設定可能) |
調光方式 | E-TTL II 自動調光 |
ストロボ調光補正 | 1/3、1/2段ステップ±3段 |
FEロック | 可能 |
シンクロ端子 | あり |
調光基準微調整 | FEマイクロアジャストメントにより対応 |
[ライブビュー撮影機能] | |
フォーカス | ライブモード、顔優先ライブモード(コントラスト検出方式) クイックモード(位相差検出方式) 手動ピント合わせ(5倍/10倍拡大確認可能) |
測光方式 | 撮像素子による評価測光 |
測光範囲 | EV 0~20(常温・EF50mm F1.4 USM使用・ISO100) |
グリッド表示 | 2種類 |
[動画撮影機能] | |
映像圧縮方式 | MPEG-4 AVC/H.264 可変(平均)ビットレート方式 |
音声記録方式 | リニアPCM |
記録形式 | MOV形式 |
記録サイズと フレームレート |
1920×1080(Full HD) : 30p/25p/24p 1280×720(HD) : 60p/50p 640×480(SD) : 60p/50p *30p:29.97fps、25p:25.0fps、24p:23.976fps、60p:59.94fps、 50p:50.0fps |
ファイルサイズ | 1920×1080(30p/25p/24p) :約330MB/分 1280×720(60p/50p) :約330MB/分 640×480(60p/50p) :約165MB/分 |
フォーカス | ライブビュー撮影機能のフォーカスに準ずる |
測光方式 | 撮像素子による中央部重点平均測光と評価測光 *フォーカスモードにより自動設定 |
測光範囲 | EV 0~20(常温・EF50mm F1.4 USM使用・ISO100) |
露出制御 | 動画撮影用プログラムAE(露出補正可能)、マニュアル露出 |
ISO感度 | 自動露出撮影時:自動設定 マニュアル露出撮影時: 自動設定(ISOAuto)、ISO100~12800任意設定(1/3、1段ステップ)、およびH1(ISO25600相当)、H2(ISO51200相当)、H3(ISO102400相当)の感度拡張が可能 |
録音 | 内蔵モノラルマイク 外部ステレオマイク端子装備 |
グリッド表示 | 2種類 |
[液晶モニター] | |
形式 | TFT式カラー液晶モニター |
画面サイズ/ドット数 | 3.0型/約92万ドット(VGA) |
視野率 | 約100% |
明るさ調整 | 手動(7段階) |
[再生機能] | |
画像表示形式 | 1枚、1枚+情報(画像サイズ、撮影情報、ヒストグラム)、4枚インデックス、 9枚インデックス、画像回転可能 |
拡大ズーム倍率 | 約1.5~10倍 |
画像表示検索 | 1枚、10枚、100枚、撮影日、フォルダ、動画、静止画 |
ハイライト警告 | ハイライト部分点滅表示 |
AFフレーム表示 | 可能 |
スライドショー | 全画像/フォルダ/日付/動画/静止画 |
画像プロテクト | 可能 |
画像コピー | 可能 |
バックアップ | ワイヤレスファイルトランスミッターWFT-E2 II B、WFT-E2(ファームウェア Ver.2.0.0以上)装着時、外部メディアにバックアップ可能 |
音声メモ | 記録/再生可能 |
動画再生 | 可能(液晶モニター、映像/音声出力、HDMI出力) スピーカー内蔵 |
[ダイレクトプリント機能] | |
対応プリンター | PictBridge対応プリンター |
印刷対応画像 | JPEG画像、RAW 画像 |
印刷指定 | DPOFバージョン1.1 準拠 |
[カスタマイズ機能] | |
カスタム機能 | C.Fn I~IV 全62種 |
カスタム機能設定登録 | 3セット登録可能 |
カメラ設定保存 | 1枚のカードに最大10件登録可能 |
カメラ基本設定登録 | 9項目設定可能 |
マイメニュー登録 | 6項目登録可能 |
著作権情報 | 設定/付加可能 |
[インターフェース] | |
映像/音声出力・ デジタル端子 |
アナログ映像(NTSC, PAL対応)/ステレオ音声出力 パソコン通信、ダイレクトプリント用(Hi-Speed USB相当) |
HDMI ミニ出力端子 | タイプC(解像度自動切り換え) |
外部マイク入力端子 | Φ3.5mmステレオミニジャック |
リモコン端子 | N3タイプのリモコンに対応 |
拡張システム端子 | ワイヤレスファイルトランスミッターWFT-E2 II B、WFT-E2(ファームウェア Ver.2.0.0以上)接続用 |
[電源] | |
使用電池 | バッテリーパック LP-E4、1個 *ACアダプターキット ACK-E4(別売)使用により、AC駆動可能 |
電池情報 | 電池チェック6段階、残容量、撮影回数、劣化度確認可能 |
撮影可能枚数の目安 (CIPA 試験基準による) |
ファインダー撮影: 常温(+23℃)約1500枚、低温(0℃)約1200枚 ライブビュー撮影: 常温(+23℃)約270枚、低温(0℃)約230枚 |
動画撮影可能時間 | 常温(23℃) :合計約2時間40分 低温(0℃) :合計約2時間20分 *フル充電のバッテリーパック LP-E4使用時 |
日付/時計機能用電池 | リチウム電池CR2025、1個 |
[大きさ・質量] | |
大きさ | 156(幅)×156.6(高さ)×79.9(奥行)mm |
質量 | 約1180g(本体のみ) |
[動作環境] | |
使用可能温度 | 0℃~+45℃ |
使用可能湿度 | 85%以下 |
*記載データはすべて当社試験基準によります。
*製品の仕様および外観の一部を予告なく変更することがあります。