カメラ信号処理LSIやメカシャーシ、レンズ部などあらゆる部分にわたる小型化技術により、高さ10.6cm、幅4.8cm、奥行き8.6cm･本体質量390gという、発売当時世界最小･最軽量を実現した縦型ボディのデジタルビデオカメラ。サイズは当社縦型モデル｢PV1｣の約60%に相当。小型で携帯性に優れているばかりでなく、手にしっくりなじむフォルムの採用やスイッチ類の最適配置により、優れたホールディング性と操作性を実現。レンズ鏡筒部を強調した個性的な形状や、外装に高級感あふれるマグネシウム合金とアルミ合金を採用するなど、洗練されたデザインを追求している。

画質面では、分光特性に優れた原色(R,G,B)フィルター付きの68万画素(有効画素数約36万)プログレッシブスキャンCCDを採用することで、3板式に迫る自然な色再現性と色解像力を実現。プログレッシブスキャンCCDは、全画素読み出しのためフィールド間に時間ズレのない高精細な静止画が得られるほか、秒間30コマの高速連写ができるデジタルモータードライブ機能の使用で、連写映像の中から決定的瞬間を鮮明なフレーム静止画として選び出すことが可能。また、MMC(マルチメディアカード)のスロットの装備により、本体に独立して設けられたフォトボタンを押すだけで簡単に静止画をMMCに記録し、PCカードアダプターなどを使ってパソコンに取り込むことができる。