- 主な仕様
発売年月 | 1975年(昭和50年)10月 |
発売時価格 | 75,000円 |
レンズ構成(群) | 3 |
レンズ構成(枚) | 5 |
絞り羽根枚数 | 6 |
最小絞り | 32 |
最短撮影距離(m) | 0.45 |
最大撮影倍率(倍) | 0.5 |
フィルター径(mm) | 55 |
最大径x長さ(mm)x(mm) | 67 x 112 |
質 量(g) | 530 |
FD交換レンズシリーズの一環として開発された望遠マクロレンズ。レンズ単体では無限遠から1/2倍(0.45m)まで、またエクステンションチューブFD50を併用して1/2倍より等倍(0.40m)までの撮影が開放測光、自動絞り連動で使用可能。
望遠マクロレンズは、焦点距離が長いことから、被写体に接近することなく接写ができるので、昆虫の生態や動植物の写真、また照明を必要とするマクロ写真など、標準マクロレンズとは異なる新しい応用範囲をひらくものである。
光学系には変形テッサータイプを採用、レンズの適切なパワー配置によって、球面収差、像面湾曲、色収差を補正、特に接写用レンズとして重要な歪曲収差の 補正が厳密になされており、撮影距離による収差の変動が少なく、無限遠から等倍まで、すぐれた結像性能を備えている。また通常、レンズの繰り出し量が大き くなりがちなマクロレンズでありながら、ヘリコイドおよび絞りユニットに新しい機構を採り入れて、軽くスムーズなフォーカシングとレンズ鏡胴のコンパクト 化を実現した。