- 主な仕様
発売年月 | 1978年(昭和53年)2月 |
発売時価格 | 124,000円 |
レンズ構成(群) | 9 |
レンズ構成(枚) | 12 |
絞り羽根枚数 | 6 |
最小絞り | 22 |
最短撮影距離(m) | 0.4 |
最大撮影倍率(倍) | 0.11 |
フィルター径(mm) | 72 |
最大径x長さ(mm)x(mm) | 76 x 86.3 |
質 量(g) | 515 |
世界ではじめてズームレンズに非球面光学系を導入した、焦点距離24mmから35mmまでをカバーする広角系のズームレンズ。これまでズームレンズの広角化と高画質化、小型・軽量化は相反する性質をもっていることから、超広角側からのズーム化は困難視されていた。
単レンズに匹敵するすぐれた性能で、発売以来高い評価を得ているFD35-70mm F2.8-3.5 S.S.C.(1973年12月発売)、FD28-50mm F3.5 S.S.C.(1976年7月発売)の2群ズーム方式に加え、光学系の一部に非球面光学系を導入することで、広角化、小型・軽量化に伴って発生する各収差 をほぼ完全に補正することに成功。24mmという短い焦点距離をもつズームレンズでありながら、極めてコンパクトかつズーミングによるピント移動や画質低 下のない高性能広角ズームレンズを実現した。
また、近距離収差補正を目的としたフローティング機構の組込みにより、無限遠から近距離まで全画面均一の高い描写性能が得られる。