- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1982年(昭和57年)3月 |
発売時価格 | 90,000円(FD50mm F1.4付き) 58,000円(ボディ) |
ファインダーを覗いてのピント合わせがしづらいユーザーにターゲットを絞って開発された電子測距の絞り優先式TTL・AE35mm一眼レフカメラ。
3つのCCDラインセンサー上に結んだ被写体のコントラスト像からピークを探す方式で、ファインダー視野下部にピント合わせ用の情報表示機能があり、前ピン・後ピンの矢印表示に従ってレンズのフォーカシングリングを回転させると、中央の合焦マークが点灯し、ピントが合うと言う操作方法であった。
測光露出の制御は、SPC素子使用による絞り優先式TTL・AE、シャッターは全速電子制御による無段階制御、測光感度分布特性は中央部重点平均測光であった。全FD交換レンズが制約なく使用できたところから好評を得た。
型式 | 35mmフォーカルプレーンシャッター式一眼レフレックスカメラ |
画面サイズ | 24×36mm |
標準レンズ | FD50mm F1.4、FD50mm F1.8 |
マウント | FDマウント |
シャッター | 4軸式の布幕横走行フォーカルプレーン1/1000、1/500、1/250、1/125、1/60、1/30、1/15、1/8、1/4、1/2、1、2秒、B、X、全速電子制御式、オート時=1/1000~2秒、マニュアル時=1/1000~1/15秒、B、セルフタイマー内蔵(LED点滅作動表示) |
フラッシュシンクロ | X接点、ホットシュー式 |
ファインダー | ペンタ固定アイレベル式、倍率0.87倍、視野率=上下92%、左右93%、スクリーンは全面レーザーマット式(距離計なし)、視野内に測距用フレーム、前ピン・後ピン・合焦のフォーカス用シグナル(赤・緑色LED)、露出計指針、シャッタースピード目盛り、露出過不足警告赤マーク、手振れ警告兼バッテリーチェック指標 |
焦点調節 | CCD利用の鮮鋭度検出方式(フォーカスエイド)、測距輝度範囲はEV3.5~18(ISO100:F1.4) |
測光・露出制御 | SPC素子使用、TTL開放絞り優先式AE、測光感度分布特性は中央重点平均測光、測光連動範囲はEV1~18(ISO 100:F1.4)、フィルム感度使用域はISO 25~1600 |
使用電源 | 1.5V単4型電池2本 |
フィルム装填・給送 | 裏蓋開閉スプール差し込み式、上部レバー120度回転、予備角30度(小刻み巻き上げ可能) |
フィルムカウンター | 裏蓋開放に連動して自動復帰する順算式 |
フィルム巻き戻し | 折り畳み回転クランク式 |
大きさと質量 | 142×87×48mm、490g(ボディ) |