35mmフォーカルプレーンシャッター式一眼レフカメラ
ニューF-1ハイスピードモータードライブカメラ
New F-1 High Speed Motor Drive Camera
New F-1 High Speed Motor Drive Camera
- 日本名称
- 北米名称
- 欧州名称 / アジア名称 / オセアニア名称
- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1984年(昭和59年)2月 |
発売時価格 | 1,300,300円(本体セット価格)限定販売品 |
ニューF-1をベースに自社開発による4軸電磁駆動・金属幕使用の横走り式フォーカルプレーンシャッターとファインダー像の消滅のないペリクルミラーを使った、史上最高速を誇る超高速撮影専用の35mm一眼レフカメラ。
巻き上げ速度は3速を選ベ、最高速のHモードでは36枚撮りフィルムを2.57秒で撮り終わってしまう秒間l4コマの性能を備えていた。
測光機能は、指標合致式のTTL絞り込み測光で、絞り制御は、強制的に絞りを実絞り位置にホールドする電動式の絞り制御機構を採用していた。
電源部は、カメラ本体下部への取り付けと、カメラ本体から分離しての両使用ができた。バッテリーは、1.2Vの単3型Ni-Cd電池10本を封入した専用バッテリ一パックを2本(計24V)使用した。プロ、報道カメラマン向けの限定販売品で、本体セット価格は130万円であった。
型式 | 35mmフォーカルプレーンシャッター式一眼レフレックスカメラ |
画面サイズ | 24×36mm |
標準レンズ | FD50mm F1.2、FD50mm F1.4 |
マウント | FDマウント |
シャッター | 4軸式の電磁駆動・金属幕の横走行フォーカルプレーン・1/2000、1/1000、1/500、1/250、1/125、1/60、1/30秒、X(同調秒時は1/60秒)、Bおよびセルフタイマーはなし |
フラッシュシンクロ | X接点抜け止め式ドイツ型ソケットおよびホットシュー式 |
ファインダー | ペンタ着脱可能アイレベル式、倍率0.8倍、視野率97%、スクリーン中央にニュースプリットプリズム式距離計、その周囲にマイクロプリズム式距離計を備えたレーザーマット式 * 3種類の測光感度分布特性を基本に、13タイプ32種類の交換スクリーン完備(ミラーは20/1000mm厚の極薄マイラーフィルムを蒸着処理によって半透明鏡とした固定式)、視野内に測光範囲、露出計指針および測光指標、設定シャッタースピード値、露出過不足警告マーク、露出補正目盛り(±2EV) |
測光・露出制御 | SPC素子使用、TTL絞り込み指標合致式マニュアル測光、絞り制御は強制的に実絞り位置をホールドする電動式絞り制御機構による、測光連動範囲はEV6~20(ISO 100:F1.4)、フィルム使用感度域はISO 6~6400 |
使用電源 | 1.2Vの単3型Ni-Cd電池10本を封入した専用バッテリー2本(24V)、バッテリーチェックは押しボタン式による緑色LED点灯で確認 *電源部は一体型/分離型使用が可能 |
フィルム装填・給送 | ロック機構付き裏蓋開閉マルチスリット差し込み式、1コマ巻き上げで装填-裏蓋閉じで2コマ巻き上げる空送り機構付き、巻き上げ速度=H(14コマ/秒)、M(10コマ/秒)、L(5コマ/秒)、S(1コマ)、モードセレクターつまみでセットする |
フィルムカウンター | 手動セット逆算式(フィルム完了0位置で自動停止-警告ランプ点灯) |
大きさと質量 | 157×70×262mm、2,180g(直結式バッテリー含む) |