- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1984年(昭和59年)4月 |
発売時価格 | 104,000円(FD35-70mm F3.5-4.5付き) 69,000円(ボディ) |
T50に次ぐ、Tシリーズの第2弾で主力量販機種であった。
ズーム時代に呼応してFD35-70mm F3.5-4.5付きと、FD28-55mm F3.5-4.5付きが用意された。
大型LCD(液晶)パネルとキータッチによる機能モードの入力機構は、その後の35mm一眼レフカメラの指向に大きな影響を与えた。
露出制御は、シャッタースピード優先式TTL・AEとTTLマルチプログラムAEと実絞りAEで、測光感度は撮影条件によって選べる中央部重点平均と中央部分測光のデュアルモードだった。1984年度のグッドデザイン賞を得た他、ヨーロピアン・カメラ・オブ・ザ・イヤーにも選ばれた。
型式 | 35mmフォーカルプレーンシャッター式ワインダー内蔵マルチモードAE一眼レフカメラ |
標準レンズ | FD35-70mm F3.5-4.5 |
マウント | FDマウント |
シャッター | 縦走行の電子制御式フォーカルプレーン1/1000、1/500、1/250、1/125、1/60、1/30、1/15、1/8、1/4、1/2、1、2秒=マルチプログラムAE時、シャッタースピード優先式AE時、実絞りAE時、1/1000~2秒、B=マニュアル時、X接点=1/90秒(ホットシュー式)、電子制御セルフタイマー内蔵(電子音作動報知) |
ファインダー | ペンタ固定アイレベル式、倍率0.85倍、視野率92%、マイクロ/ニュースプリット複合型距離計付きレーザーマット |
ファインダー情報 | 4点LEDおよび7セグメントLEDによる2桁表示式、適正露出、手振れ警告、スピードライト充電完了、絞り値、シャッタースピード値、安全シフト機能、マニュアルなど |
測光・露出制御 | 複合型SPC素子使用、TTL開放測光=マルチプログラムAE/シャッタースピード優先式AE、プログラムフラッシュAE及びマニュアルとTTL実絞りAE、測光感度分布特性は中央重点平均と中央部分切り替え式、AEロック可能、測光連動範囲はEV1~19(ISO 100:F1.4)、フィルム感度使用域はISO 12~1600 |
外部LCD表示 | フィルム感度(ISO値)、シャッタースピード値、撮影モード、プログラムモード、フィルムカウンター、バッテリーチェック、フィルム在否確認など |
カメラ作動用電源 | 1.5Vの単3型電池2本 |
フィルム装填・給送 | フィルム位置合わせ、裏蓋閉じで自動セットされるオートローディング、内蔵モーターによる自動巻き上げ、連続約0.7コマ/秒 |
フィルム巻き戻し | 内蔵モーターによる電動式 |
大きさと質量 | 151×89×48mm、580g(電池含む) |