フィルムカメラ

35mmフォーカルプレーンシャッター式一眼レフカメラ

T80

T80

T80

  • 日本名称
  • 北米名称
  • 欧州名称 / アジア名称 / オセアニア名称
  • 概要
  • 主な仕様
発売年月 1985年(昭和60年)4月
発売時価格 128,000円(AC35-70mm F3.5-4.5付き)
85,000円(ボディ)

キヤノン初の市販オートフォーカス式35mm一眼レフカメラ。
オートフォーカス方式は、CCDラインセンサーを利用したTTLコントラスト検出方式で、撮影モードの設定は外部LCD(液晶)表示によるピクトグラフ(絵文字)選択式を採用していた。
測光露出制御の方式は、TTLマルチプログラムAEと実絞りAEで、測光感度分布特性は中央部重点平均測光で、オートフォーカス機能に対応する交換レンズは、FDマウントながら信号伝達機構付きとなった関係からACレンズと呼び、標準レンズのAC50mm F1.8の他に、AC35-70mm F3.5-4.5、AC75-200mm F4.5のレンズがあった。

型式 35mmフォーカルプレーンシャッター式ワインダー内蔵マルチモードAE・AF一眼レフレックスカメラ
画面サイズ 24×36mm
標準レンズ AC35-70mm F3.5-4.5他
マウント FDマウント(AC方式信号伝達機構付き)
AF方式 CCD利用のTTL鮮鋭度検出方式(専用ACレンズ使用)、AFモードはワンショット/連続AF、連写時は AFロック,AF検出範囲はEV4~18(ISO 100:F1.8)
シャッター 縦走行の電子制御式フォーカルプレーン1/1000、1/500、1/250、1/125、1/60、1/30、1/15、1/8、1/4、1/2、1、2秒=マルチプログラムAE、実絞りAE時、1/60秒、B=マニュアル時、X接点=1/90秒(ホットシュー式)、電子制御セルフタイマー内蔵(電子音作動報知およびLCDによるデジタル式カウントダウン表示)
ファインダー ペンタ固定アイレベル式、倍率0.83倍、視野率=上下92%、左右93%、クロススプリットプリズム式距離計を備えたレーザーマット
ファインダー情報 4点LEDマスク照明表示式、プログラムモード時の適正露出、手振れ警告、高低輝度警告、マニュアル、意志外表示など
測光・露出制御 SPC素子使用、TTL開放測光=マルチプログラムAEおよびTTL実絞りAE、撮影モードの設定は外部LCD表示によるピクトグラフ(絵文字)より選択する、測光感度分布特性は中央重点平均測光、露出補正±1.5EV可能、測光連動範囲はEV1~19(ISO 100:F1.4)、フィルム感度使用域はISO 12~1600
外部LCD表示 プログラム表示、ピクトグラフ、フィルム感度表示、フィルム給送/バッテリーチェック、フィルムカウンターなど
カメラ作動用電源 1.5Vの単4型電池4本
フィルム装填・給送 フィルム位置合わせ、裏蓋閉じで自動セットされるオートローディング、内蔵モーターによる自動巻き上げ、連続約0.7コマ/秒
フィルム巻き戻し 内蔵モータによる電動式
大きさと質量 141×102×55mm、555g(ボディ)