- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1988年(昭和63年)3月 |
発売時価格 | 52,800円 2,000円(ケース) |
35mmフル画面(24×36mm)とハーフサイズ画面(17×24mm)に切り換えられる機能を持った2焦点AF35mm全自動カメラ。
撮影レンズは、35mm F3.5の広角レンズと、60mm F5.6の望遠レンズを内蔵し、別売のテレコンバーターを60mm時に装着すると、合成焦点距離が75mm(ハーフサイズでは110mm)に変わった。また通常はレンズが隠れており、シャッターを押した瞬間にレンズが飛びだしすぐにひっこむユニークな機構を備えていた。
ファインダーは、視野像がクッキリと見える実像変倍式で、画面サイズ、焦点切り換えに連動して視野倍率と視野の大きさが変化した。オートフォーカスフレームの他に、近距離パララックス補正マーク、撮影OKランプなどの撮影情報が視野内に設けられていた。
型式 | 35mmレンズシャッター式画面サイズ/2焦点レンズ切り換えオートフォーカス全自動カメラ |
画面サイズ | 24×36mm/17×24mm(撮影中の切り換えはできない) |
AF方式 | 近赤外光投射による三角測量方式、プリフォーカス可能 |
レンズ | 35mm F3.5(3群3枚構成)、60mm F5.6(6群6枚構成) *別売テレコンバーターの使用により最大75mmの合成焦点距離が得られる、ハーフサイズ画面時には110mm |
シャッター | 絞り兼用電磁駆動電子制御プログラム式、35mm時EV9.5(1/60秒、F3.5)~EV15.5(1/350秒、F11)、60mm時EV11(1/60秒、F5.6)~17(1/350秒、F19)、セルフタイマー内蔵、電子制御式、バルブボタン付き=最長4秒 |
ファインダー | 変倍実像式ファインダー、画面サイズ切り換えに連動して自動切り換え、倍率0.42倍~0.63倍、視野 率的85%、視野内にオートフォーカス用フレーム、近距離補正マーク、撮影OKランプ |
EE機構 | CdS素子使用、完全自動プログラム式EE、測光連動範囲=EV9.5~17(ISO100)、フィルム感度使用域=ISO25~3200(DXコード) |
内蔵スピードライト | ガイドナンバー10.5(ISO100・m)、低輝度時自動発光 |
使用電源 | 6Vのリチウム電池2CR5型1個 |
フィルム装填・給送 | フィルム位置合わせ、裏蓋閉じで自動セットされるオートローディング、内蔵モーターによる自動巻き上げ、巻き上げ速度は1コマ約0.6秒 |
フィルムカウンター | 裏蓋上面7セグメントLCD表示式、裏蓋開放に連動して自動復帰する順算式、巻き戻し時には逆算する |
フィルム巻き戻し | 内蔵モーターによる完全自動式(途中巻き戻し可能) |
大きさと質量 | 133×72×50mm、330g(電池含む) |