- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1988年(昭和63年)4月 |
発売時価格 | 56,800円 2,000円(ケース) |
キヤノン初のズームレンズ付きのAF35mm全自動ズームカメラ。
7群8枚構成による35-70mm F3.5-6.7の2倍比ズームレンズを搭載。焦点距離を変えるズーミング操作は手動式、シャッターはステッピングモーター駆動による電子制御プログラム 式EEで、通常のオートモードの他に暗くてもストロボを使わない雰囲気のある写真や夜景、花火などにも適したスローシャッターモードを備えていた。
オートフォーカスの方式は、近赤外光投射型の三角測量式で、プリフォーカス機能を備えていた。
この頃から、AF35mm全自動カメラにもズーム時代が到来、全自動コンパクトが全自動ズームコンパクトへと様変わりしたのであった。
型式 | 35mmレンズシャッター式オートフォーカス・ズームレンズ内蔵全自動カメラ |
画面サイズ | 24×36mm |
AF方式 | 近赤外光投射による三角測量方式、プリフォーカス可能 |
レンズ | 35-70mm F3.5-6.7(7群8枚構成)、手動ズーミング式 |
シャッター | ステッピングモーター駆動による電子制御プログラム式、35mm時EV8.5(1/30秒、F3.5)~17(1/250秒、F22)、70mm時はEV11(1/50秒、F6.7)~17(1/180秒、F27)=以上はオートモード、35mm時EV6(1/5秒、F3.5)~17(1/250秒、F22)、70mm時EV6(1/2秒、F6.7)~17(1/180秒、F27)=以上はスローモード、セルフタイマー内蔵(電子制御式) |
ファインダー | ブライトフレーム付きズームファインダー、倍率0.34倍~0.65倍、視野内にオートフォーカス用フレーム、近距離撮影範囲、撮影OKランプ兼手振れ警告ランプ、スピードライト未充電警告 |
EE機構 | SPC素子使用、完全自動プログラム式EE、測光連動範囲=EV6~17(ISO 100)、フィルム感度使用 域=ISO 50~1600(DXコード) |
内蔵スピードライト | ガイドナンバー11~14(ISO 100・m)、低輝度時自動発光 |
使用電源 | 6Vのリチウム電池2CR5型1個 |
フィルム装填・給送 | フィルム位置合わせ、裏蓋閉じで自動セットされるオートローディング、内蔵モーターによる自動巻き上げ、巻き上げ速度は1コマ約0.7秒 |
フィルムカウンター | カメラ上面の7セグメントLCD表示式、裏蓋開放に連動して自動復帰する順算式 |
フィルム巻き戻し | 内蔵モーターによる完全自動式(途中巻き戻し可能) |
大きさと質量 | 146×74×69mm、465g(電池含む) |